中小の学習塾のWEB集客 完全ロードマップ【初心者向け】WEB集客で生徒数を増やす方法とは?

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WEB集客をやったら生徒数が増えると聞きましたが、WEB集客って何でしょうか?それと、自分の塾ではホームページもあるしInstagramとTwitterも使っていますが、これで生徒数は増えますか?

コロナ以降、インターネットで塾の情報を収集し、いくつかの塾を比較して、その中から塾を選ぶ保護者が増えています。

 

WEB集客とは、インターネットを利用してオンライン上の様々なサービスからユーザーを呼びこむ集客法です。WEB集客を上手く活用すれば、生徒数を増やすことが出来るのですが、塾業界では取り組みが進んでいない塾が多いのが現状です。

 

この記事では、WEB集客が塾で広がらない理由と、生徒数を伸ばすWEB集客の方法について具体例を交えてご紹介します。

  • WEB集客が学習塾で普及しない理由
  • 中小の学習塾のWEB集客 完全ロードマップ
  中小の学習塾のWEB集客 完全ロードマップ
  1.  学習塾の生徒数を伸ばす3つの要素を検証する
  2.  大手塾にない強みを明確にする
  3.  生徒募集を仕組化する
  4.  ホームページを見直す
  • 元公文社員、学習塾業界の経験が18年
  • 生徒数2倍、ホームページアクセス数2.3倍など実績多数
  • コンサルティングや関わった塾は300件以上
  • 経済産業省、ドリームゲート認定アドバイザー

WEB集客が学習塾で普及しない理由

教育者が多い業界だから

筆者は大手から中小まで300以上の塾の方と関わってきましたが、塾業界で働いている方の傾向として、ビジネスマンというより教育者という方が多い印象です。

 

教えることが好き、子どもの成長に関わることにやりがいを感じる、など子ども視点で物事を考える方がほとんどです。

 

従って、生徒数を増やすには良い授業をしていれば良いという考え方が強くなり、どうしても生徒数を増やす方法を考えるマーケティングの知識を持った人材が限られてしまうからです。

もちろん、良い授業をすること自体は大事なことです。

しかし現在は、塾の教室内で良い授業をしているだけでは生徒が塾に来なくなっています。地域の多くの人に良い授業をする塾だと知ってもらい、生徒を増やすために、WEB集客のようなマーケティングに時間と人材・予算を割く必要があるのです。

WEBで生徒募集したが上手くいかなかったから

WEB集客というと、ホームページやSNSを思い浮かべると思います。

そうですね。でも、ホームページからの問い合わせは少ないです、、、

世間一般でも、塾業界でも、集客方法の流行りがあります。ホームページを作った方が良いと言われて作った、SNSをやったら良いと言われたのでやった。でもそれで生徒が増えていない、という方が多いのではないでしょうか?

SNSは生徒募集に良いと言われたので、とりあえず取り入れましたが。。。

上手くいかない理由は共通していて、それは「何が悪いか分からない」です。問い合わせが無い状態で、何が悪いか、何を改善して良いか分からず、そのまま使っているから生徒が増えないのです。

 

逆に何が悪いか分かれば、ホームページもSNSも生徒募集に活用できますので、こちらは後ほどご紹介します。

他塾が出来ていない今がチャンス

他塾が出来ていないということは、WEB集客に積極的に取り組めば、競合の塾を出し抜いて生徒数を増やすことができる、ということです。

 

このチャンスを逃さずに、WEB集客にチャレンジしてみて下さい。

 

これからWEB集客について解説していきますが、ステップ1、2はWEB集客の前の大事なポイントです。

 

これが出来ていないと、いくらWEB集客に時間とお金をかけても効果が薄くなりますので、自塾で出来ているか確認してみて下さい。

 

ステップ3のWEB集客を早く知りたいかたはこちらから。

【ステップ1】学習塾の生徒数を伸ばす3つの要素を検証する

WEB集客に入る前に押さえておきたい点が2つありますのでご紹介します。

一つ目は、WEB集客の前にそもそも、、、という話です。

学習塾の生徒数を伸ばす3つの要素

筆者は生徒数を伸ばす要素としては、「学習の質」「保護者からの評価」「生徒募集」の3つがあると考えています。

そもそも塾に来ている生徒が伸びていない、保護者の満足度が低い状況であれば、いくら生徒募集に時間とお金を使っていても意味がないからです。

定量化して検証する

先ほど、WEB集客で「何が悪いか分からない」とお伝えしましたが、分かる方法の一つは、定量化して数字にしてあげることです。

 

ホームページからの問い合わせが少ない場合、どのくらい毎月ホームページに何人の人が訪問しているか?などの数字を知る必要があります。

 

問い合わせが少ないなら、ホームページ訪問してくれる人数を増やそう、それには〇〇しよう、など具体策が見えてくるからです。

 

それを先ほどお伝えした3つの要素でも実施してみて下さい。

①学習の質

これには自信あるよ、という方も多いのではないでしょうか。

 

しかし、今一度考えて頂きたいのですが、直近で塾を辞めた生徒の退塾の理由を思い出してみて下さい?その生徒の学力は伸びていましたか?

 

もちろん、受験のために辞めたケースもあると思いますが、退塾の多い理由の一つは、「学力・成績があがらなかった」からです。

 

そのため、学校の成績、定期テスト、対外試験の結果などの生徒の学力を把握するデータを集めて、定期的に振り返ることが大事になってきます。

 

どんなデータを集めたら良いか、そのデータをどのように活用するのかは、こちらの記事を参考にして下さい。

②保護者からの評価

普段より保護者の方とコミュニケーションを取っていると思います。その場合、多くは生徒の学習の様子など子どもについての話が中心かと思います。

 

口コミをしてくれるのは保護者ですので、保護者が塾に対して満足しているのか、他の友人にも勧めたいと思っているのか、を把握することが大事です。

 

保護者からの評価を知る方法として2つあります。

一つは口コミサイトの情報を確認する方法があります。色々な保護者の方がいらっしゃるので、全てを真に受ける必要は無いと思いますが、共通して記載されてる良い点、悪い点などを確認することで塾への評価を把握できます。

もう一つは、既存の保護者にアンケートを取ることです。アンケートで満足度や改善して欲しい点などを確認することが出来ます。

 

既に実施されている塾もあるかと思いますが、まだやっていない方はこちらの記事を参考にしてみて下さい。

③生徒募集

最後は生徒募集です。以前はチラシでの生徒募集が中心でしたが、チラシの効果の検証は難しかったです。

 

しかし、WEB集客は様々なデータが分かりますので、改善ポイントが分かりやすく、問い合わせが少なくても次の一手が分かります。

 

こちらは後ほど、詳しく解説いたします。

【ステップ2】大手塾にない強みを明確にする

WEB集客の前に押さえておきたいこと、2点目が大手にない強みを明確にする、です。

中小の塾が生き残るには、大手塾にない強み

これから益々少子化が進み、塾の生徒獲得が厳しくなっていく中で、中小の塾が生き残るのは、大手塾に無い強みを打ち出すことです。

 

保護者の気持ちを考えると、大手塾は実績もあり、生徒の学力を伸ばすノウハウもあるから、我が子が通っても大丈夫だろういう安心感やブランド力を感じています。

 

また、友人の子どもも大手塾に行っているし、塾を色々探すのも時間がかかるので、とりあえず大手塾に行かせたら大丈夫かな、という気持ちが強いです。

 

保護者にそんな気持ちにさせずに、「〇〇塾は規模は小さいみたいだけど、大手の塾にない●●があるから、うちの子にはぴったりの塾かも」と思ってもらわないと、選ばれない塾になってしまいます。

この●●という大手塾にない強みは、「地域で●●がナンバーワン」、と言えるものを見つけることです。

それでは、、、

「地域できめ細やかな指導がナンバーワン」とかでも良いのですか??

そうですね、悪くはないと思います。

 

ただ、「きめ細やかな指導」が出来ることは大手塾でも言っていそうなことですので、〇〇だからきめ細かい、という大手塾にないものを加える必要があります。

 

また、保護者にとってはきめ細かい指導の結果、何が良いのか?を知りたがっています。つまり、メリットです。

 

成績が学年上位20%に入るとか、地域で一番の〇〇高校に入学できるなど、我が子が入塾したらこうなる、というメリットをキャッチコピーで伝える必要があります。

それでは大手塾にない強みの探し方をご紹介します

同じ地域の競合のホームページを確認する

自塾が強みだと思っていても、大手塾が同じことを打ち出していれば勝ち目はありません。まずは競合のホームページを確認してみて下さい。

 

最初のページにはキャッチコピーがあり、塾の強みが掲載されています。

 

また、「〇〇塾で成績が伸びる5つの理由」など、塾の特徴が記載されていますので、競合の特徴を理解しましょう。

口コミサイトで競合の口コミを確認する

先ほどもお伝えした口コミサイトには、大手塾の口コミが多数掲載されています。

 

特に注目して頂きたいのは、大手塾のマイナスの口コミです。

 

そのマイナスの口コミの内容が自塾では当たり前に実施出来ていることであれば、それは強みになり得ます。

 

大手塾は本部から指導法や運営方法が指示されていますので、中小規模だと出来ることも大手だと出来ないこともあるからです。

 

競合を調べてみると自塾の強みがある程度見えてきますが、それでも見つからない方はこちらの記事も参考にしてみて下さい。

それでは次からWEB集客についてご紹介していきます。

【ステップ3】生徒募集を仕組化する

集客ルートを検討する

まずは自塾で行っている生徒募集の方法を思い浮かべるか、書き出してみて下さい。 出来たら、下の図をご覧ください。
これは生徒募集の方法が、問い合わせにつながり、入塾するまでのルートを示した一例です。 自塾に当てはめたらどのようなルートになるか、実際に書いてみて下さい。

集客方法を見直す

多くの塾はホームページまでの矢印が「SNS(リンク)」「チラシ(リンク)」ぐらいではないでしょうか?

 

ホームページから問い合わせが少なければ、ホームページへより多くの人が来てもらうような生徒募集を実施することも大事です。

 

WEB集客方法はたくさんありますが、優先すべきWEB集客は次の2つです。

Googleビジネスプロフィールに登録すると、地図で「塾」「塾 近く」と検索したときに自塾の情報が掲載されます。

 

ただ情報を掲載するだけでなく、口コミの入力件数が多い塾ほど検索結果が上に表示される傾向にあるので、保護者に口コミの記載を促してみて下さい。

 

Googleビジネスプロフィールは無料なので、やらない手はないです。

インターネットでホームページを見ているときに良く広告を目にすると思います。オンライン広告は大手塾がやるもの、というイメージかもしれませんが、1日数百円で広告を出すことが出来るので、中小の塾でも広告は可能です。

 

また、オンライン広告は年代や性別、地域などターゲットを絞って広告出来ますし、広告の反応が悪ければ、すぐに修正が出来るので柔軟な運用ができます。

 

他のWEB集客は何があるか知りたい、という方はこちらの記事も参考にしてみて下さい。

WEB集客は、結果がデータで分かるので改善点が分かりやすい

下記の表は、弊社が実際にオンライン広告を出した結果をまとめた表です。
広告A 広告B 広告C 広告D
広告の表示回数
15,762
9,576
10,734
8,000
クリック数
198
186
232
209
クリック率
1.3%
1.9%
2.2%
2.6%
クリック単価
57円
61円
48円
47円
総費用
11,196円
11,303円
11,103円
9,819円

広告を4つ作成し、1週間ごとの結果が上の表になります。

 

広告Aと広告Dを比べてみると、クリック率が2倍になっており、広告Dの方が効果が高いことが分かります。

 

また、クリック単価も広告Dの方が10円下がっており、広告Aだと100クリックに5,700円かかるが、広告Dだと4,700円で済んでしまう、とういう結果になりました。

広告によって、全然反応や金額が違うんですね。ビックリです。

そうですね、このようのチラシと違ってWEB広告だと金額も含めた細かいデータが分かりますし、1週間、1日、数時間単位で広告の修正も出来ます。

冒頭に、生徒募集を定量化することが大事、とお伝えしましたが、まさにこのことです。

チラシを配布したけど、問い合わせがない、なぜだろう?と答えの無いことを悩むより、WEB集客の方がよっぽど生産的だということが分かると思います。

集客ルートを作り、実際の数値を入れる

そして、次に自塾の集客ルートを作り自塾の実際の数値を入れてみます。直近のイベント時期の数字を調べてみて下さい。

今、ホームページにどのくらいアクセスされているか分からない、、、という方はこちらの記事を参考にして下さい。

ホームページに来た手段(検索か、SNSか、広告か?など)も分かります。

 

現状が分かったら目標を立てます。例えば下の図のような目標を立てたとしましょう。

ホームページのアクセス数を3,800として、オンライン広告から2,000、SNSから以前と同じ1,500、検索から300とします。

 

実際に生徒募集のキャンペーンを開始し、ホームページの月間アクセスが3,800人に行かなければ、どの方法が目標値に足りないからアクセス数が低いのかが分かります。

 

オンライン広告の集客効果が低ければ、オンライン広告の内容を修正する必要がありますし、SNSであれば追加の投稿が必要です。

なるほど、WEB集客の方法一つ一つに数字を入れてみると、何が良くて、何が悪いのが一目瞭然ですね!

このように、集客ルートを考えて数値を入れて生徒募集を仕組化することで、何をすべきかが明らかになります

 

WEB集客の仕組化については、こちらに詳しく記載していますので、参考にしてみて下さい。WEB集客のターゲットの広げ方についても解説しています。

【ステップ4】ホームページを見直す

最後は自塾のホームページの数値を確認し、見直していきましょうというお話です。

ホームページはWEB集客のプラットフォーム

今まで集客ルートを検討してきましたが、ホームページに矢印が集まっているかと思います。

 

ホームページがWEB集客の大事な要になりますので、ホームページを見直すことが重要です。

例えば、上の図の数字だと、ホームページに1,550アクセスした中で、問い合わせがあったのが5件でした。問い合わせ率は約0.3%です。

 

例えば、この問い合わせ率を0.8%まで上げると、1,550アクセスした中で、問い合わせ件数は12件となり、7件増えることになります。

 

アクセス数を増やすことも大事ですが問い合わせ率を改善することで、問い合わせを増やすことが出来ます。

それにはホームページの見直しが必要です。

ホームページを見直すポイント

下記の内容は自塾のホームページに記載されていますでしょうか?

 

弊社は業務柄、様々な塾のホームページを見ていますが、問い合わせが多いホームページに共通して記載されているコンテンツが下記になります。

  1.  自分の塾ならではの特徴
  2.  特徴を裏付ける実績(数字)
  3.  教師プロフィール
  4.  コース、カリキュラム
  5.  価格
  6. 生徒、保護者の声
  7. 体験授業の流れ

前半では中小の塾が生き残るには、大手塾にない「〇〇で地域ナンバーワン」のような強みを打ち出すことが大事だとお伝えいたしました。

 

それが最初の「自分の塾ならではの特徴」にあたりますので、自塾のホームページをもう一度確認してみて下さい。

 

他の項目も含めて詳しくはこちらの記事に解説していますので、参考にしてみて下さい。

保護者が塾について調べようとする時、パソコンをわざわざ立ち上げて、パソコンで調べるのではなく、多くはスマートフォンを使って調べます。

 

従って、スマートフォンで見やすいデザインになっているか、文字が読みやすいかなど、スマホ対応は必須です。

 

スマホ対応になっていないと、まずホームページは読まれませんので、まだの方は早急に対応されて下さい。

ページの表示が遅いと、保護者はイライラしてきてページをすぐに閉じてしまいます。

 

ページの速度を測ることのできる無料のサイトもありますので、URLを入れて測定してみて下さい。

 

この他にも、ホームページの問い合わせを増やす方法はいくつかあります。問い合わせの件数を増やしたい方は、こちらもご覧ください。

WEB集客で生徒数を伸ばそう!

まず始めにやるべきこと

色々な集客方法や改善ポイントなどをご紹介してきましたが、「現在の集客ルートを書いて、数値を入れてみる」ことから始めてみて下さい。

 

思ったより、集客方法が限られていることが分かりますし、そもそもホームページのアクセス数が分からない、といった気づきがあるかも知れません。

 

そして、競合のホームページを見て大手に無い強みを考えてみたり、オンライン広告にチャレンジするなどが次のステップです。

 

しかし、このWEB集客を塾内で検討して実施することが難しい塾もあると思います。理由は最初にお伝えしたように、マーケティングの知識や経験を持っている人材が塾内には限られているからです。

そこで、弊社では下記のサービスを提供しています。

  • ①学習の質、②保護者の評価、③生徒募集についての現状分析
  • 競合調査などを行い、集客ルートを検討し、生徒募集を仕組化
  • ホームページのリニューアル
  • 集客ルートの数値を追いかけ、生徒募集の改善提案

ホームページのリニューアルだけして欲しいという依頼でも構いませんし、WEB集客を弊社に丸投げして頂いても構いません。

 

何を依頼したら良いか分からない方も含めて、WEB集客を始めようと思ってお悩みの方はこちらまでご相談下さい。

 

生徒数が増えなくて困っている塾の皆様のお役に立てたらと思っています。

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