【大手塾10社の具体例あり】誰でも5ステップで塾の集客に必要なキャッチコピーを作れる

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チラシの反応が無いので、キャッチコピーを見直そうと思っています。でも、反応のあるキャッチコピーの作り方が分かりません。

チラシを配っているが反応が少なかったり、ホームページを作る時にどんなキャッチコピーにしたら良いか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

 

キャッチコピーはコピーライターという専門職があるぐらい、広告する上で重要な要素です。しかし、プロが作ったようなセンスのあるキャッチコピーでなくても、今より反応率を高めることは可能です。

 

この記事では、大手学習塾10社のキャッチコピーの事例をご紹介し、塾で集客につながるキャッチコピーの作り方を5つのステップに分けてご紹介します。

  • キャッチコピーの重要性
  • 大手学習塾10社のキャッチコピー
  • 塾の集客につながるキャッチコピーを作る5ステップ
  • AI(Chat GPT)をを使ってキャッチコピーを作ってみる

  塾の集客につながるキャッチコピーを作る5ステップ

  1.  競合する塾キャッチコピーを知る
  2.  塾で集客できるキャッチコピーの3つのポイントを知る
  3.  地域の保護者のニーズを知る
  4.  競合の特徴を知る
  5.  とりあえず作って反応を聞く
  • 元公文社員、学習塾業界の経験が18年
  • 生徒数2倍、ホームページアクセス数2.3倍など実績多数
  • コンサルティングや関わった塾は300件以上
  • 経済産業省、ドリームゲート認定アドバイザー

集客のためのキャッチコピーの重要性

弊社では、塾の広告を出す際に複数のキャッチコピーの反応を検証して、反応の良かったキャッチコピーを広告に掲載する、ということをやっています。

 

今はオンラインで簡単に塾の広告が出せますので、画像の色やデザインは同じで、キャッチコピーだけを変えた2種類の広告を短期間だけ出して、その反応率を見るというやり方です。

 

あまり変わらないケースもありますが、実際にやってみると1~2%も反応率が違うことがあります。

それだけ?と思うかもしれませんが、これは、10,000人に塾の広告を出したら、100~200人も多く自塾の広告をクリックされる、ということです。見てもらえる人が増えれば、それだけ問い合わせをする可能性も高くなります。

広告は素通りして見られないことが多い中、キャッチコピー一つで、広告を見る人が増えることにつながり、塾で生徒募集をする上では、キャッチコピーは思っている以上に重要なポイントになります。

 

それではキャッチコピーを自分で考える前に、まずは大手学習塾のキャッチコピーを見てみましょう。

大手学習塾10社のキャッチコピー例

学習塾を主な事業としている会社の中で、2023年5月に発表された決算の売上金額の上位10社のキャッチコピーをご紹介します。

 

ホームページのトップ画面の最上部の画像に掲載されているフレーズをキャッチコピーとし、ご紹介するのは中学生向けの塾で、夏期講習の時期のキャッチコピーになります。

ナガセ

東進ハイスクールを運営している会社です。

 

“中学生の君へ。難関大学受験と、その先の未来を見据えた東進式中学生専用プログラム”

リソー教育

個別指導塾TOMASを運営している会社です。

 

“より安心・安全の選択なら、本物の個別指導。”

早稲田アカデミー

早稲田アカデミーを運営している会社です。

 

“やるか、やらぬか、夏アカ。”

スプリックス

個別指導の森塾を運営している会社です。

 

“ 一人ひとりに、新たな芽生えを。
一人ひとりに、実りある学びを。
あなたが、未来を咲かせる力になりたい
教育で「春」を届ける。スプリックス。“

京進

TOPΣを運営している会社です。

 

“ひとりひとりを大切に 塾が楽しいから、成績が伸びる!! 夏期講習開講”

東京個別指導学院

東京個別指導学院を運営している会社です。

 

“『学び方』を育て 『自学力』を伸ばす”

ウィザス

第一ゼミナールを運営している会社です。

 

“目標は、一人ひとりの第一志望合格
目的は、社会で活躍できる人づくり
そのために生徒一人ひとりと徹底的に向き合う
生徒第一 だから第一ゼミナール“

明光ネットワークジャパン

明光義塾を運営している会社です。

 

“この夏で結果を出す夏期講習”

市進HD

市進学院を運営している会社です。

 

“自己ベスト更新の夏! 夏期講習”

ステップ

高校受験STEPを運営している会社です。

 

“楽しい・そして・力がつく 高校受験STEP”

色々なキャッチコピーがあるんですね。事例を見ると何となくのイメージはつきますが、それで自分の塾のキャッチコピーを何にするかというと、、、思いつきません。

キャッチコピーの事例は、イメージを持ったり、使えそうな単語を見つけたりするには有効ですが、それで自塾のキャッチコピーが作れる訳ではありません。

 

その理由は、塾によって下記のような違いがあるからです。

  • ターゲット(誰向けの塾か?)
  • 塾の規模(全国展開か地域密着か?)
  • ブランド力(塾の認知度は?)
  • 塾の個性(何を強みとした塾なのか?)

また、キャッチコピーを作る目的が、チラシやホームページの反応率を高めることであれば、大手や他塾のキャッチコピーをマネしても、反応率は高くならないことはお分かりいただけると思います。

そう言われたらその通りだけど、自分はそんなにキャッチコピーを考えるセンスがありません、、、

今回ご紹介する方法は、そのようなセンスは必要ありません。また、たくさんの事例を眺めることより、自分で手を動かすことの方が大事です。そして、反応率が高くなるキャッチコピーを考えるにはある程度時間が必要です。

 

とはいえ、時間をかけるだけの価値はあると思っていますので、次から5つのステップをご紹介します。

【STEP1】競合する塾キャッチコピーを知る

最初のステップは、キャッチコピーをどのレベル感で作るかを設定することです。

 

冒頭にもお伝えしたように、TVCMなどで見聞きするような、印象的でセンスのあるキャッチコピーを作る必要はありません。

 

保護者や生徒は自分で通えそうな塾の範囲で塾選びを行います。従って、競合する塾に比べて反応のあるキャッチコピーを作れば、保護者の目に留まります。

 

競合より上のレベルでキャッチコピーを作る、という目標設定をまずして頂けたらと思います。上のレベルかどうやって分かるの?という質問には、最後の内容でご紹介したいと思います。

次から、具体的なやり方をご紹介します。

Googleマップで、「近くの塾」とか「〇〇市の塾」と検索する

そうするといくつか塾が表示されますので、競合となるであろう塾の名前をメモしておいてください。 検索しても出てこない塾もありますので、そのメモを見て足りない塾があれば追記して下さい。

その塾のホームページや、あればチラシなどを準備する

そして、1番目と2、3番目に大きな文字で書かれている内容を塾ごとにメモしてみて下さい。 強調したいところは大きな文字で書かれていますので、それがその塾のキャッチコピーになります。

キャッチコピーを並べて比較してみる

比較してみると、同じようなフレーズが並んでいる場合もあるし、ちょっと尖った塾もあるなど、いくつか見えてくることがあります。 そのリストにしたキャッチコピーより、反応のあるキャッチコピーを作るんだ、という目標設定をすることが第一歩です。

【STEP2】塾で集客できるキャッチコピーの3つのポイントを知る

目標が設定出来たところで2つ目のステップでは、キャッチコピーを考える上で大事なポイントをご紹介します。

<ポイント1>キャッチコピーを誰に読んで欲しいか決める

「小学校~高校生まで受け入れ、成績をアップさせます」 という塾が多いのですが、例えば中学生と言っても様々な生徒がいます。
  • 定期テストの平均点より下位
  • 定期テストの平均点ぐらい
  • 定期テストの平均点の上位
  • 部活と勉強を両立させた学校の授業についていけないので基礎からやり直したい
  • 有名私立高校に合格させたい
  • 地元の公立高校に通いたい

学力や進路、学習習慣などの切り口でいくつか分類できます。

 

ターゲットを絞ることで、次からのポイントが活きてきます。

<ポイント2>保護者・生徒にとって何がメリットかを明確にする

キャッチコピーは自分にメリットを感じないと読まれません。保護者や生徒が「うちの子にもこうなって欲しいな」「こうなったら良いな」と思ってもらうことが大事です。

 

そして単純に「成績アップ」のような、どこの塾の広告にでも記載されているフレーズだと読み飛ばされる可能性が高くなります。

 

そこでターゲットをある程度絞って成績アップを表現すると、

 

「部活と勉強を両立させる」
「定期テストの結果が平均点を超える」

 

など、メリットが具体的になります。

 

1年生で部活を始めて、1学期はまだ良かったけど、2学期になったら成績が下がってきたと感じている保護者にとっては、「うちの子にもこうなって欲しい」というメッセージがより届きやすくなる、ということです。

 

「絞ったターゲットへ何がメリットかを伝えること」がキャッチコピーを作る上で重要なポイントになります。

<ポイント3>独自性・具体性を持たせる

最初のステップで、競合となる他塾のキャッチコピーをリストアップしてもらいました。

 

キャッチコピーでは、その他塾より良いことを示さないと他塾に行かれてしまいます。そこで必要なのが他塾にはない、自分の塾の独自性です。

 

独自性は次のような項目が考えられます。

塾自体の年数、今まで指導した生徒の数、合格実績、指導実績などが考えられます。
進学塾であれば、講師のほとんどが〇〇大学(地元の有名大学)出身というのは塾の強みになり得ます。

塾に来てもらった生徒をどう伸ばすか、悩みながら工夫されている塾の方が多いと思いますので、その工夫点が考えられます。

 

「1000名の指導実績で9割の生徒が部活と勉強を両立」

 

のように、数字を使って具体性を持たせることも、キャッチコピーのポイントです。

色々な塾の広告を見ますが、実は大手の塾でもこの3点のポイントを押さえているキャッチコピーを見かけることは多くありません。

理由は、広告をブランディングとして使っていたり、利益を上げる必要があるので、どうしてもターゲットが広くなってしまうからです。

 

従って中小規模の塾にとっては、ターゲットを絞ってそこに独自のメリットを訴求することは、集客の一つのチャンスになるのです。

【STEP3】地域の保護者のニーズを知る

3つ目のステップです。

 

キャッチコピーを読む人は地域の保護者の方々です。地域の保護者の方のニーズを知っておかないと、せっかく良いコピーを考えても広告は読まれません。

 

保護者のニーズに知り方ですが、一つは入塾する際のアンケートで「入塾の目的は何ですか?」のような質問をしている塾も多いと思います。

 

そのアンケートを集計している塾はそれを見直してみて下さい。アンケートは取っているけど、どこかに眠ったまま、という塾もあると思いますので、引っ張り出して見返してみて下さい。

 

学年や入塾の月、などデータ化して頂くと何か傾向が出る場合があります。データ化する時間がなければ、アンケートをパラパラめくってみてざっとした傾向をつかむだけでも違うと思います。

 

もし、事前にアンケートを取っていなければ、これから入会する方にはアンケートを取ってみるとか、既存の保護者に現在の満足度とともに入会目的を聞くのも一つの手です。

 

普段より保護者の方とお話されている方が多いかと思いますので、そのような情報を思い出して、整理して頂けたらと思います。

 

キャッチコピーを考える際は、そのような保護者のニーズを満たしているか、を考えてみて下さい。

既存の保護者へのアンケートは何度かしたことありますが、普段話して分かっていると思っていた部分と、そうで無い新しい発見もありますよ。時間があればアンケートもおススメです。

【STEP4】競合の特徴を知る

最初のステップでは、競合のキャッチコピーをリスト化しました。4つ目のステップは、そのリストに下記の項目を追加したイメージです。

 

キャッチコピーだけではなく、チラシやホームページを見ながら下記の内容もリストアップしてみて下さい。

  • 主なターゲット
  • その塾の特徴、強み
  • 実績
  • 主なカリキュラムの特徴と価格
  • 口コミ
似たようなターゲット、似たような特徴や強みであれば差別化をする必要があります。 競合の塾より少しでも具体的な、魅力的なキャッチコピーを考えてみて下さい。

【STEP5】とりあえずキャッチコピーを作って反応を聞く

キャッチコピーの3つのポイントを考えて、保護者のニーズと他塾のキャッチコピーを考えて、、、、なんだか大変そう。

そう難しく考えなくても大丈夫です。最後のステップは、完全ではなくても、とりあえず作ってみることが大事とういことです。

色々ステップを話しましたが、難しく考えずに一度何でも良いので作ってみて下さい。最初から100点満点のキャッチコピーは出来ません。とりあえず作ってみて、保護者の反応を見ながら修正していくことが大事です。

 

とりあえず作ったキャッチコピーと、他塾のキャッチコピーをあわせて3つぐらい用紙します。

 

塾の保護者で話しやすい方や、ターゲットに近い保護者に見てもらって、どれが良いか感想をもらう、ということを何人かしてみて下さい。

 

そうすれば、自分の作ったキャッチコピーの良いところ、改善した方が良いところが分かってきます。

 

これはキャッチコピーのプロでもやっていることです。(もちろんプロは最初の案のレベルは高いですが)結局はターゲットにしている自分の地域の保護者に伝わるか、刺さるか、共感してもらえるかですので、本人達に聞くのが一番なのです。

今回ご紹介したキャッチコピーのポイントをおさえて、とりあえず作って保護者の方に聞いてみて下さい。

そうすれば、キャッチコピーがどんどん良くなって、地域の方に塾の良さが伝わるきっかけになるはずです。

AI(Chat GPT)を使ってキャッチコピーを作ってみる

この記事では、キャッチコピー一つでチラシやホームページを見る人が増えること、そしてキャッチコピーの作り方として、競合のキャッチコピーを調べた上で、とりあえず自分で作ってみて、保護者に感想をもらう、ということをご紹介しました。

とりあえず作ってと言われても、、、

やり方は分かりますが、なかなか難しそうです。

そんな方もいらっしゃると思います。

 

ゼロからキャッチコピーを考えるのは難しい場合、AIを使ってキャッチコピーを考える方法もあります。

 

AIを使ったことが無い方でも、使い方を分かりやすく解説している資料がありますので、興味のある方は下より無料でダウンロードしてみて下さい。資料ではChat GPTを使ったキャッチコピーの作り方をご紹介しています。

目次

”生徒を増やしたい”と思ったときにやるべき

9つのチエックリスト

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