生徒募集を仕組化してマンネリ脱却 仕組化する3ステップと具体的な課題の改善事例もご紹介

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生徒募集の時期になると、チラシやホームページのバナーを新しくするぐらいで生徒募集のアイデアがマンネリ化しています。そのせいか、塾への問い合わせも前年比で2割ほど減って来て、生徒数がなかなか増えません。

チラシ制作やホームページのバナーを使って生徒募集をすること自体は大事なことです。

 

しかし、問い合わせを増やす戦略なくチラシを作成したり、チラシ業者の方の提案の中から「何となく良さそう」という理由でチラシを作ってしまうと、現状のマンネリ化を打破することはできません。

 

この記事では、小・中・高校生の生徒募集がマンネリ化する理由と、それを脱却する生徒募集の仕組化3ステップ、そして具体的な課題改善事例をご紹介します。

  • 生徒募集がマンネリ化する理由
  • 生徒募集を仕組化する3つのステップ
  • データに基づいた改善方法
  生徒募集を仕組化する3つのステップ
  1.  生徒募集のターゲットを広げる
  2.  集客フローを考えてマンネリ化を脱却する
  3.  データを蓄積して改善の糸口を見つける
  • 元公文社員、学習塾業界の経験が18年
  • 生徒数2倍、ホームページアクセス数2.3倍など実績多数
  • コンサルティングや関わった塾は300件以上
  • 経済産業省、ドリームゲート認定アドバイザー

【STEP1】生徒募集のターゲットを広げる

塾に行かせたいと思っている保護者は少数

保護者が塾に行かせようと思っているきっかけとして、
  • 最近、我が子の成績が下がってきた
  • そろそろ高校受験に向けて対策が必要だと思ってきた
  • 周りの友人が塾に行き始めたから我が子も通わせようかなと思っている

というタイミングが多いのではないでしょうか?

 

このようなことを考えている保護者は全体の何割でしょうか?

 

しかも、我が子の成績が下がったからと言って全ての保護者が塾に通わせようと思う訳でもなく、学校の勉強をしっかりしていれば受験は上手くいくと思っている保護者もいます。

 

また、高校受験の対策は中3の夏ぐらいから始めるぐらいが良いだろう、という自分なりの考えを持った保護者もいます。

 

つまり、生徒募集のチラシを見たり、良い塾を探そうとインターネットで情報収集しようとする保護者(顕在層)は少なく、塾に無関心な保護者(潜在層)の人数の方が多いのです。

生徒募集の内容がマンネリ化しているのは、この顕在層だけにアプローチしている場合が多く、潜在層へ何もしていない場合が多いです。

 

例えば、高校1年生は大変だった高校受験がやっと終わり、塾に行くことすら考えていない人が多いです。

 

この潜在層へ自塾をアピールすることでマンネリを打破することは可能です。具体的な方法は後ほど説明します。

入塾後、3カ月~6カ月の保護者とコミュニケーションを取る

また、生徒募集=広告ではありません。

 

口コミを生み出す「源」を意図的に作ることも大事です。

 

学習法などにもよりますが、入塾してから半年以内の生徒には、塾に来たことで学力や学習姿勢など良い変化が出てきていると思います。

 

その良い変化を保護者と共有し、保護者が「塾に通わせて良かった」と思ってもらう保護者面談を実施してみましょう。

 

この他にも集客アイデアを生み出し方がありますので、こちらの記事も参考にしてみて下さい。

【STEP2】集客フローを考えてマンネリ化を脱却する

マンネリ化する理由

「仮説 実践 検証」という言葉を聞いたことありますでしょうか?

もちろん聞いたことありますよ!

塾の生徒でいえば、定期テストで〇点を取る、という目標を立てます。

 

そのために学習の計画を立てますが、それが「仮説」です。

 

そして実際にテストを受けることが「実践」です。

 

最後に、テストの結果を見て、目標であった〇点が取れたかどうか、取れたなら何が良かったのか、取れなかったなら何が悪かったのかを考えるのが「検証」です。

「検証」をするためには、「仮説」が無いと検証できません。学習計画が無いと勉強したか、してないかの2択になってしまいます。

勉強したけどテストの点数が悪かったのは勉強時間が足りないのか?勉強の方法なのか?何なのか、計画が無いと検証できないでしょう。

 

それと同じで、生徒募集も計画が大事なのです。

集客フローを考える

その計画を考える上で大事なポイントは集客のフローを考えることです。 集客フローの例は下の図になります。

多くの塾は問い合わせの件数、体験授業の人数、入塾した人数を気にしますが、問い合わせの前を計画することが大事です。

 

チラシから直接電話で問い合わせることもあります。ホームページにはSNSや検索、オンライン広告でアクセスされることが考えられます。

 

この問い合わせの前の状況を把握することで、何を改善したら良いか分かってきます。

 

例えば、ホームページから問い合わせが少ない、と悩んでいる方も多いと思いますが、自塾のホームページでの下記のデータはご存じですか?

  • 自塾のホームページの月間アクセス数
  • 何経由(SNS、検索、広告等)で自塾のホームページに来ているか
  • 自塾のホームページに初めて来た月間ユーザー数

ホームページから問い合わせは少ないと思っていますが、それらのデータは把握していないです、、、

ホームページに限らず、上記のような集客フローを考えてみて、それぞれの現状を把握するために数値化することで、何が良いか悪いのかが分かってきます。

それでは次に、何のデータを把握すべきかを上記の集客フローの例を参考に解説します。

【STEP3】データを蓄積して改善の糸口を見つける

チラシ

  • 1回あたりのチラシの配布数(配布地域、内容ごと)
  • チラシの配布回数
  • チラシからの問い合わせ件数

  • チラシの印刷・配布にかかるコスト

チラシについては、反応が徐々に悪くなっているという話を良く聞きます。チラシの効果を検証する上でも、問い合わせ1件あたりに費用がいくらかかっているのかを把握することが大事です。

 

最近はオンライン広告が費用対効果が高く、チラシから切り替えるかどうかの判断材料になるからです。

検索

  • 「〇〇(地名) 塾」で検索した際の順位

実際にご自身でGoogle検索してみて下さい。検索結果の最初のページに出てこないと、なかなか保護者から自塾のホームページをクリックされません。

SNS

  • フォロワー数
  • 投稿数
  • いいね!の数

SNSは、未入塾のフォロワーを増やすことがポイントです。未入塾のフォロワーを増やし、そのフォロワー向けにキャンペーンの案内をすることが有効です。

 

この未入塾者のフォロワーが、前半に説明した「潜在層」の保護者になります。

 

例えば、高校で学習する内容は中学の何倍もありますが、高校受験で疲れた高校1年生は、塾に通っていないと勉強しないケースが多々あります。

 

高校1年生でも勉強を積み重ねないと後から苦労することをSNSで投稿し、潜在層を顕在化させる、という方法も考えられます。

 

SNSについては、こちらに詳しく解説しています。

オンライン広告

  • 広告が表示された回数
  • クリック数
  • オンライン広告のコスト

オンライン広告は地域や範囲を指定できたり、1日300円でも広告出来ますので、中小規模の学習中でも有効活用が可能です。

 

その場合もチラシと同じく、費用対効果を考えることも大事です。

ホームページ

  • アクセス数
  • 何経由(SNS、検索、広告等)でホームページに来ているか
  • 問い合わせ数
  • ユーザーが来ている地域

ホームページには見るべきデータはたくさんありますが、まずはこちらの4点を把握しましょう。

 

ホームページのアクセス数がそもそも分からないという方は、こちらの記事を参考にして下さい。アクセス数を知る方法が分かります。

問い合わせ数

  • 問い合わせ数と種類

問い合わせと言っても、塾の料金などの質問、体験授業の申込み、資料請求の依頼、入塾の申込みなど様々です。

 

何の問い合わせが何件あったかを把握しておきましょう。

体験授業

  • 体験授業に参加した人数
  • 紹介された友人の有無
  • 自塾に通っている友人の有無

友人の紹介があったかどうかは確認されているかと思います。

 

加えて「お友達でうちの塾に通っている方はいらっしゃいますか?」と聞いてみて下さい。直接紹介しないにしても、評判などは聞いている可能性があります。

 

入塾6カ月以内の人と面談した場合、ここで名前が挙がるかどうかで面談が口コミにつながったかどうか、検証できます。

入塾者

  • 入塾者の人数
  • 入塾者の入塾月、学年、入塾動機

人数だけでなく、入塾月や学年、入塾動機などを記録しておきましょう。

 

入塾が多い、少ない月、学年層などを分析するのにも役に立ちますし、志望動機との関連性が分かれば、広告に活かせることも考えられます。

こんなにあるんですか!?大変そうですね、、、

そんな方は、下の記事をご覧ください。多くのデータのうち、優先的に改善すべき5つの指標を解説しています。

改善方法の具体事例

ホームページへのアクセス数が少ない

ホームページからの問い合わせが少ない場合は、下記の赤い矢印に問題があるということです。
ホームページへ矢印が向いているのは、チラシ、検索、SNS、オンライン広告です。 アクセス数が少ないことの多くは、それぞれのコンテンツの中身に問題があります。 例えば、オンライン広告を過去に2回実施したとします。
1回目 2回目 3回目
広告が表示された回数
10,000
10,000
10,000
広告をクリックされた回数
300
100
クリック率
3%
1%

クリック率が1回目は3%、2回目が1%としたら、1回目の方が反応の良い広告だと言えます。

 

従って、3回目は1回目の内容を活かした広告にすればクリック率の改善も見込まれ、2回目より多く人がホームページに来てくれることにつながります。

 

もし、今までの方法のデータを分析しても改善点が見つからなければ、別の方法を検討することも考えられます。

今の方法を変えずに新しい方法を取り入れてホームページのアクセス数を増やすということです。 アクセス数の増やし方にはいくつか方法がありますので、こちらも参考にしてみて下さい。

ホームページからの問い合わせが少ない

これはホームページのアクセス数は増えているのに、問い合わせ数が変わらない場合です

これはホームページに問題があるので、ホームページの改善が必要になります。

 

改善点を確認するポイントは下記の3つです。

ホームページの最初のページに、自塾が保護者の悩みを解決してくれる、生徒や保護者にメリットがあることが伝わりますか?

 

保護者が塾をインターネットで調べる際、まずは聞いたことのある大手の塾を検索することが多いです。

 

大手塾に後に見ているので、パッとみて「この塾は良く分からないなぁ」と思ったら、保護者はページを閉じてしまいます。

塾選びの際には、保護者が知りたいと思っている情報を探しています。

 

その情報が無いと分かるとページを閉じてしまうでしょう。

 

デザインが古いホームページなどは探しにくい場合もありますので注意してみて下さい。

文章が長いと保護者の読む意欲が失われてしまいます。

 

具体的には、同じ文字のサイズで何の装飾もなく、連続して500字以上ある場合、ざっとしか読まれないか、そこでページを閉じてしまいます。

 

見出しを使って文章に強弱をつけたり、画像や表を入れて見やすくしたり、箇条書きにして内容を整理すると、読みやすく伝えたいことも伝わるホームページになります。

 

これらの3つのポイントについて、詳しい改善方法をこちらの記事を解説していますので、ご確認下さい。

体験授業からの入塾が少ない

体験授業からの入塾が少ないケースは下の図の部分です。
筆者の経験では、面談で下記の点を改善すると入塾率があがりました。
  • 体験授業の後には、必ず保護者と生徒と3者で面談を1時間設ける
  • 保護者の悩みに共感する
  • 半年後、1年後の見通しを伝える
  • 体験で来た生徒と似た過去の生徒を紹介し、その生徒はここまで伸びた、ということを紹介する

面談を必ず実施し、面談内容を改善していきました。

 

しかし、面談を改善することも大事なのですが、実は面談以外にも細かい点の積み重ねによって保護者が塾を信頼してくれるか決まります。

 

こちらに体験学習の入会率を上げるチェックリストがありますので、参考にしてみて下さい。

生徒募集を仕組化して、生徒を増やそう!!

生徒募集を仕組化することで、改善すべきポイントが分かりますので、集客がマンネリ化することはありません。

 

また、ターゲットを潜在層まで広げたり、広告以外の部分で生徒募集につながる活動を考えることで、生徒募集の方法の幅も広がります。

 

しかし、これを読んで「よし分かった!今からやってみよう!!」とぱっとできる人は限られていると思います。

 

また、言っていることは分かるんだけど何から始めて良いか分からない方、仕組化とは言っても、、、と躊躇している方もいるでしょう。

 

弊社では生徒募集の仕組化のノウハウがありますので、皆様の生徒募集の仕組化をお手伝いすることができます。

 

少子化や経済的状況から塾の生徒募集は益々厳しくなっています。一人で悩まずにまずはこちらより相談して下さい。

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今の悩んでいることを第三者に話すだけでも、解決の糸口が見えてきます。こんなこと聞いても良いの?という小さなことでも構いませんので、お気軽にご連絡下さい。

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