学習塾のホームページから問い合わせを増やす5つの方法

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毎月1万件ほどホームページにアクセスがありますが、問い合わせの件数は10件以下の月がほとんどです。どのようにすれば問い合わせが増えるのでしょうか?

中小規模の学習塾で1万アクセスがあるのは素晴らしいことです。ブログやSNSなどを上手く活用し、情報を定期的に更新している証ですね。

 

せっかくホームページに来てもらったからには、地域の保護者の方々に自塾のことを知って欲しいものです。しかし、アクセス数はあるけど問い合わせが少ない場合、いくつかの理由が考えられます。

その一つが、欲しい情報が見つからなくページを閉じてしまう、です。

志望校への合格実績や入塾手続きが知りたいと思った時に、どこにあるんだろうと数秒探して見つからない保護者はイライラしていまいページを閉じてしまいます。また、保護者が欲しい情報が無ければ2度と訪問してくれることは無いでしょう。

 

ホームページからの問い合わせを倍増させるなら、保護者が欲しい情報を見つけやすくするホームページの構成を考えることが必要です。

 

この記事では、学習塾のホームページに訪問した保護者が欲しい情報は何か?そして、その情報を見つけやすく、ページを離れないホームページの構成は何か、についてご紹介します。

  • 保護者は学習塾のホームページから何の情報が欲しいか?
  • すぐ実践できる問い合わせ率の改善方法
  • ホームページから問い合わせを増やす5つのポイント
  ホームページから問い合わせを増やす5つのポイント
  1.  最も保護者に起こして欲しいアクションを明確にする
  2.  保護者が見慣れている配置にする
  3.  上のメニューは保護者が知りたい項目、順番にする
  4.  見つけやすい場所に問い合わせボタンを置く
  5.  パンくずリストを設置する
  • 元公文社員、学習塾業界の経験が18年
  • 生徒数2倍、ホームページアクセス数2.3倍など実績多数
  • コンサルティングや関わった塾は300件以上
  • 経済産業省、ドリームゲート認定アドバイザー

保護者は何の情報が欲しいか?

保護者の気持ちを考える

保護者は何の情報が欲しいかを考える際、保護者の気持ちを考えることが大事です。ここでは、保護者の気持ちを2段階に分けて考えます。

我が子の成績・受験に関して悩みが出てきて、塾に行かせるか迷っているおり、 塾に行かせる以外の方法(通信教育、家庭教師など)も考えている段階です。 その際の保護者の気持ちの具体例は下記になります。
  • 中学校の成績が下がってきたようで、このまま下がり続けるのではないかと心配になってきている
  • 周りの友達が塾に行き始めたという話を聞いたり、塾に行って成績が上がった話を耳にしいて、「うちの子、そろそろ塾に行かせるべき?」と思っている
  • 部活やっているから自分の都合で学習できる通信教育が良いか、集団授業で質問出来ないタイプだから家庭教師か、など我が子の状況や性格だと、どの学習方法が適しているんだろう、と考えている

塾以外の通信教育や家庭教師、家庭学習なども候補にあがっている時期ですので、自塾が選択肢に入ってもらうことがポイントです。そのため、「この塾もっと知りたい」と思ってもらうことが大事です。

この段階になると、塾に行かせることは決めていて、どこの塾かを迷っている状況です。保護者自身の塾を選ぶ基準で友人やインターネット等から情報を集めているところになります。
  • 自分の悩みを解消してくれたり、目的を達成できそうな塾はどこか?
  • どの塾も長所や短所があって悩んでしまう
  • 子どもに合いそうな塾はどこだろうか?

候補の塾が2~3ほどあり、それらの塾でどこが良いか比較しているので、自塾に通うメリットや保護者の不安を解消するような情報をいかに伝えることが大事です

ホームページに掲載すべき情報

保護者の気持ちを踏まえて、ホームページに掲載すべき情報は下記になります。
  1.  自分の塾ならではの特徴
  2.  特徴を裏付ける実績(数字)
  3.  コース、カリキュラム
  4.  価格
  5.  生徒、保護者の声
  6. 教師プロフィール
  7. 体験授業の流れ

コースなどは単純にコース名だけでなく、「受験対策より基礎を固めた方が良いお子様向け」「部活と勉強を両立させたいお子様向け」など、我が子がどのコースに向いているのか、が分かる内容が必要です。

 

料金も、一覧表にするだけでなく、「この料金には何が含まれているか」「追加料金は取られないか」など、保護者が不安に思っていることの記載も必要です。

 

一つひとつの詳細については、こちらの記事に解説していますので参考にしてみて下さい。

すぐ実践できる問い合わせ率改善方法

問い合わせ率が改善するホームページの構成をお話する前に、比較的簡単に修正できる問い合わせ率を改善する方法をご紹介します。

 

それは、問い合わせフォームを改善すること、です。

 

皆さんのホームページの問い合わせフォームを確認して下さい。何の項目を入力して送信してもらっていますか?

  • お子様の名前
  • お子様の学年
  • お子様の学校名
  • 保護者の名前
  • 住所
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • 問い合わせ種類(選択式)
  • 問い合わせ内容

上記の項目が一般的ではないでしょうか。

 

しかし、一つ知って頂きたいことは、問い合わせのフォームの入力項目が多ければ多いほど、保護者は問い合わせしなくなる、ということです。

 

入力していくうちに、だんだん面倒になってきたり、「この塾に問い合わせて本当に大丈夫なの?」と不安が増したりして、離脱が増えていきます。

 

入力している情報のほとんどは、最初に塾に来た際にアンケートか何かで保護者に書いてもらう情報だと思いますので、下記の項目だけにすれば問い合わせ率があがります。

  • 保護者(もしくは子ども)の名前
  • メールアドレス
  • 電話番号
  • 問い合わせ種類(選択式)
  • 問い合わせ内容(任意にする)

メールアドレスと電話番号はどちらかでも良いかも知れません。

 

中には資料請求で住所が必要な塾もあると思いますが、問い合わせと資料請求のフォームは分けることをお勧めします。

 

住所は入力内容も長いので、そこで離脱しやすい項目だからです。

問い合わせフォームの入力途中で辞めてしまう保護者もいるんですね、、、

そうなんです。では、自塾のサイトはどの程度、フォームの入力で離脱しているのだろう?と思った方もいると思いますが、無料で分かるツールがあります。

 

User Insightでは無料でツールを提供しています。元々はページのどこの部分をクリックされているとか、どの部分でページを離れているか、などページの改善に役立つツールなのですが、問い合わせフォームの離脱率なども分かるツールになっています。

 

問い合わせフォームを修正する前に、自塾の問い合わせフォームではどの程度離脱されているか確認してみて下さい。

ホームページから問い合わせを増やす5つのポイント

それではこれから、ホームページをどのように構成すれば、保護者が見たい情報を見つけ、問い合わせを増やすことが出来るのかについてご紹介します。

【ポイント1】最も保護者に起こして欲しいアクションを明確にする

まずはホームページに訪問した保護者に最終的に何をして欲しいかを明確にすることから始めます。

 

問い合わせを増やしたいと言っているにも関わらず、ホームページのどこから問い合わせたら良いか分からない学習塾のホームページを見かけます。

 

また、問い合わせと言っても、資料請求なのか、体験授業なのか、入塾の問い合わせなのかいくつか種類があります。いくつか候補があるのは仕方がないのですが、何を優先的に保護者にアクションを取って欲しいか決めておかないと、保護者が迷ってしまいます。

 

例えば下の画像をご覧ください。

5つの選択肢が、同じような大きさと配列で並んでいます。これだと保護者が何をして良いか迷ってしまい、ページから離れてしまうリスクも起きます。 下の画像はいかがでしょうか?

体験授業に申し込んで欲しいことが伝わります。

 

ホームページを見た保護者に最も起こして欲しいアクションは何かを考え、選択肢を減らして、保護者を「誘導」してあげることが大事なのです。

【ポイント2】保護者が見慣れている配置にする

ホームページのデザインにも大きな流行があります。最先端のデザインにしろ、という話ではなく、保護者が見慣れているホームページの構成にしないと、保護者が知りたいと思った情報にたどり着けないということです。

 

一般的な構成は下の画像のようになります。

最上部にメニューがあり、その下は画像+キャッチコピーを載せて、何のホームページかをユーザーに伝えている構成です。 奇をてらった構成は、下の画像が一例です。

キャッチコピーの下は動画や動きのあるデザインで見る人の視線を集めます。しかし、メニューが右下にあり、背景が動画だったりするので目立ちません。

 

また、下のようにサイドバーを使ったホームページは以前よく使われていました。

サイドバーにもメニューがあったり、色々なバナーを載せてそこにリンクを貼っている構成です。

今のホームページもこのようなサイドバーを使っています。

学習塾のホームページを見ると、多くのホームページはこの構成で制作されています。

 

このケースではパソコンで見た場合、保護者は情報量が多いので探しにくくはありますが、探したい情報を見つけることができます。

 

しかし、スマホの場合はサイドバーの情報については、中心部分の情報の後に表示されるので、かなり下まで画面をスクロールしないと見つけづらいサイト構成になっています。

 

従って、最初にご紹介した一般的な構成のようにホームページを制作すると、保護者のストレスが緩和され、伝えたい情報が伝わるようになります。

【ポイント3】上のメニューはユーザーが知りたい項目、順番にする

一般的な構成だと、最上部にメニューを表示しています。

 

そこのメニューの中に保護者が知りたい情報を入れておけば、保護者はストレスなく情報を得ることができます。

 

また、ページを移動したり、ページを下にスクロールしても常にメニューを表示されるように設定すれば、保護者はすぐにクリックできる状態になります。

メニューの順番は左から知りたい情報を並べるのが理想です。

 

最初にご紹介した、保護者が知りたい情報をもとに例を挙げると、

塾の特徴・実績(我が子にメリットがありそう、良さそう)
  ↓
コース(授業内容やカリキュラムはうちの子にも合ってそう)
  ↓
料金(このコースだとこの料金か、これなら大丈夫そう)
  ↓
講師紹介(この先生だったら実績もあるし、任せて安心かな?)
  ↓
お客様の声(こんなに伸びている子がいるんだったら、うちの子も大丈夫かな?)
  ↓
体験授業(先生の相性や授業は一度体験しないと分からないよね)
  ↓
問い合わせ(体験授業に申し込んでみよう)

 

保護者の気持ちを考えながら、メニューの構成を検討してみて下さい。

【ポイント4】見つけやすい場所に問い合わせボタンを置く

ホームページの内容を全て見なくても、ページの途中でも、保護者が問い合わせたいな、と思うタイミングがあります。

 

その際に、迷うことなく問い合わせボタンが見つかることが重要です。

 

最上部のメニューに問い合わせボタンがあり、常に表示されていますが、下の図のようにページの途中に問い合わせボタンを設置すると、長いページなどでは有効です。(①の箇所)

特にスマホだとスクロールする手間もあるので、途中に問い合わせボタンを設置すると、保護者のストレスが緩和されます。

 

またページの最後(②の箇所)にも問い合わせボタンを設置することも重要です。

 

例えば、講師紹介のページを下まで読んで、「こんな講師だと安心だから、体験授業に申し込んでみよう」と思った時に、スムーズに申し込むことが出来ます。

【ポイント5】パンくずリストを設置する

パンくずリストとは、メニューの下にあるガイドのようなものです。

ページ数が少ない場合は良いのですが、コースの下に小学生・中学生・高校生と別れて、またその先のページがあって、となったら、保護者は今何についてのページを見ているか分からなくなる時があります。

 

その際、パンくずリストだと、どのメニューのページかを示してくれるので、現在地を確認することが出来ます。

以上が情報を見つけやすいホームページの構成です。自塾のホームページの構成がどうなっているか、確認してみて下さい。

改めて自分のホームページを見ると、保護者に必要な情報も足りていないし、保護者にとって情報が探しづらい構成になっています、、、

今はコロナの影響もあり、友人同士の口コミだけではなく、インターネットで塾の情報を収集し、比較して塾を決める時代になっています。

 

その際にホームページは保護者に自塾の良さを知ってもらい、入塾につなげる大事なツールです。

 

ホームページの構成を塾内のスタッフで修正するのは難しいと思います。弊社ではお客様の状況や希望に応じてホームページからの問い合わせを増やすようなサイト設計やサービスを実施しています。

 

せっかく多くの保護者が自塾のホームページにアクセスしてもらっているので、それを活かして少しでも多く問い合わせしてもらいたいものです。この機会にホームページをリニューアルしたい場合は、こちらよりお問い合わせ下さい。

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