【徹底解説】塾の開業で失敗する3つのポイントと対応策

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自分で塾を開業しようと思っていますが、子どもの数も減っているし失敗するリスクが高いのでは?と思っています。塾を開業して失敗する理由があったら事前に知っておきたいです。

塾には開業する資格が不要なため、多くの人が開業していることもあり、失敗する人も多いのが現状です。

 

塾を開業する前に、過去の失敗事例から学んだポイントを自分の塾の経営に活かすことは非常に大事なことです。

 

また、少子化と言われていますが、満席状態が続いている中小の塾も存在しているというのも事実です。

 

この記事では、塾の開業で失敗する理由について3つのポイントと、失敗しないための対応策も含めて徹底解説します。

  • 塾の開業で失敗する3つのポイント
  • 失敗しないための対応策
  • まず何から始めたら良いか?

  塾の開業で失敗する3つのポイント

  1.  失敗ポイント① 経営の基本知識を知らない
  2.  失敗ポイント② 顧客視点で塾経営を行っていない
  3.  失敗ポイント③ マーケティングの基本知識を知らない
  • 元公文社員、学習塾業界の経験が18年
  • 生徒数2倍、ホームページアクセス数2.3倍など実績多数
  • コンサルティングや関わった塾は300件以上
  • 経済産業省、ドリームゲート認定アドバイザー

失敗ポイント① 経営の基本知識を知らない

ポイント①

個人で小さな塾を開業するにしても、開業するということは、事業を行う「経営者」になるということです。

 

大企業の社長が知っておくような経営理論などは不要ですが、個人でも開業するなら最低限の経営の知識を知らないと失敗してしまいます。

このような生徒を育てたいという軸が無い

開業してからは経営者となりますので、会社員と違って開業後は全て自分で判断して決める必要があります。

 

その際に、「何を軸に」物事を判断するかが大事です。自分の軸が定まっていない、ブレていると判断したことに矛盾が生じて上手くいきません。

 

学習塾の場合、「どんな生徒を育てたいのか」を軸にすると、どのような教え方をすれば良いのか?そのような生徒は誰か?どこにいるのか?など様々な経営判断の助けとなります。

 

軸を定めるには、なぜ塾を開業しようと思ったのか、今まで教えてきた生徒の中で最も理想の生徒は?などご自身の経験や想いを振返ってみて、「このような生徒を育てたい」という軸を固めてみて下さい。

収支計画が立てられない

開業する際に、開業資金はいくらかかるということに関心を持っている人は多いのですが、開業後の収支計画まで計算している方は多くありません。

 

収支計画とは、事業による収入と支出を算出し、それらを差し引いたお金がどの程度発生するかを示した計画のことです。

 

塾を継続していくためには利益を出し続けることが必要です。毎月どの程度費用がかかるのか、利益を出すために生徒数が何人必要か、などを開業前に試算してみましょう。

 

収支計画の立て方については、インターネットで検索すれば多くの情報を得ることが出来ますので、分からない方は検索してみて下さい。

人材育成のコツを知らない

人を雇う場合は、講師の人材確保、人材育成が出来ずに悩んでいる塾の方が多いです。理由は、塾では授業以外の業務が多く長時間労働の割には給与が安い、という業界ならではの課題があるからです。

 

人材育成にはいくつかポイントがありますので、最低限のコツを知っておくことも大事です。

人はやらされるより、自分で考えて仕事をした方が意欲も達成感も持つことが出来ます。

 

そのために、スタッフの能力や仕事ぶりを見て、ある程度の業務を任せることが大事です。ちょっと無理だと思った場合でも、途中経過を経営者が見守り、サポートすることで、スタッフは達成感を持ち、意欲的に働いてくれるようになります。

給与水準が低いことも塾の人材不足の理由です。

 

現状の給与が安くても、成果を出したスタッフの給与を上げれば、継続して成果を出してくれるようになります。

 

人を雇う場合は、このような昇給も収支計画に反映させることが大事です。

熱心なスタッフほど、「生徒のために」と思って授業の内容をどう改善しようか時間をかけたり、生徒たちの成果のために長時間労働になりがちです。

 

そういった業務は、やろうと思えばいくらでも出来ますので終わりがありません。

 

その気持ちは大事にしながら、ある程度の業務時間や内容で経営者が切ってあげることも大事です。

また業務時間で言えば、塾では授業以外の業務が多いことも課題です。現在は効率化のためのシステムや仕組を安価で購入できますので検討してみて下さい。

失敗ポイント② 顧客視点で塾経営を行っていない

ポイント②

口コミを生んで生徒数が増えるには、「来てもらっている生徒を伸ばす」ことと、「保護者が満足している」ことが大事です。

 

来ている生徒を伸ばしていれば自然と口コミで生徒が増えていた時代は終わりました。顧客の視点で塾経営を行わないと失敗してしまいます。

生徒が意欲的に塾に来ていない

300以上の塾に足を運びましたが、生徒数が増えている塾ほど、生徒は意欲的で、塾に来た時の顔の表情が違います。

挨拶をしない、下を向いて塾に来ているなど、生徒の意欲が低い塾は失敗してしまいます。

 

生徒が「自分でできることが増えた」「自信がついた」など、塾に来ることに価値を感じていないと意欲的になれません。

自塾に来ている生徒は「できることが増えているか」「成績は伸びているか」を確認し、出来ていなければ見直しが必要です。

 

筆者の経験から、学習塾で生徒が増えない理由の3割は指導力だと考えています。

最も簡単に生徒を意欲的に出来る方法は、出来たところを褒めることです。

 

親から塾に通わせられた生徒ほど、学習面で親や学校の先生から褒められることはありません。

 

普段褒められない生徒が塾に来たら褒めてもらえる、というのは生徒にとって塾に来る大きなモチベーションになります。

将来〇〇になりたい、などの先の目標があれば、その実現のために塾に来て学習を頑張れる生徒もいます。

 

将来の目標が無くても、学習の目標を一緒に立てるなど、目標を持って講師が応援することで意欲が高まる生徒もいます。

保護者の塾への評価を知らない

保護者と生徒についての話はしていても、塾に対してどう思っているかを知らない塾があります。保護者の塾への評価を知らないと、生徒が増えずに失敗するリスクがあります。

 

口コミを生むのは保護者ですので、まずは保護者が塾について満足しているか、友人に勧めたいと思っているかなど、保護者アンケートを実施して、保護者の声を確認することが大事です。

失敗ポイント③ マーケティングの基本知識を知らない

ポイント③
塾の開業で失敗する理由の多くは、このマーケティングの知識を知らずに開業してしまったケースになります。

教育業界の最近の動向を知らない

最近の学校の指導要領はいつ、どのような内容で改訂されたかご存じでしょうか??

 

小学校では2020年度から改訂され、新しい授業が始まっています。

 

近年は学ぶ内容だけではなく、学び方も変わってきており、一方的な講義形式の授業ではなく、子どもが能動的に学ぶアクティブラーニングの形式が増えています。

 

そのような世の中の動向を知らないと、変化する保護者のニーズも分かりませんし、既に入塾している保護者からの信頼も得られません。

 

特に近年は大学入試問題が大きく変わりましたので、塾の役割も変化しつつあります。世間の流れを知りながら経営に活かすことが大事です。

塾に求められる立地条件を知らない

塾を開業するにあたって、どこで開業するかは塾の成功・失敗を左右する大事なポイントです。

 

それを知らずに、不動産屋に勧められるままに契約しては失敗してしまいます。

 

下記のような内容の物件であれば失敗のリスクは下がります。

  • ターゲットの通学路、学校の近くなどターゲットが通いやすい
  • 人通りの多い道路に面していて、「最近、塾できたんだ」と通っている人から認知される
  • 同じ建物に、保護者が見て嫌がるテナントが入っていない
  • 子どもが安全に通いやすい

大手塾や競合と何が違うのかが明確でない

大手塾と差別化出来ていない、もしくは差別化していると思っているけど保護者に伝わっていない、という中小の塾はあまり生徒が増えていません。

 

開業する際に大手の塾を参考にしてしまったり、自分の働いていた塾に似てしまう、というのが原因です。

 

保護者の立場になってみると、「定期テストの成績が上がります」と言っている大手の塾と、名前も聞いたことの無い塾であれば、実績やブランド力のある大手塾を選ぶのが一般的です。

 

大手に打ち勝つためにどのように差別化するのかについては、こちらに7つの方法をご紹介していますので、参考にしてみて下さい。

また本人は差別化していると思っていても、その差別化した点が保護者に伝わらなかったり、保護者にとって魅力的でなかったりすることがあります。

 

差別化しているのに上手くいかない場合は、自塾関係者以外の第三者に意見を聞いてみて下さい。

大手塾との差別化のため、価格を安く設定している

大手との差別化のために、価格を安くしている塾は失敗しているケースが多いです。

 

安くして利益を上げるには、少ない講師の数で多くの生徒を受け入れる必要があり、そうなれば一人ひとりの生徒に費やす時間が減り、生徒の状況が分からずに学習の質が下がってしまいます。

 

その結果、口コミも生まれなくなり、塾の経営が困難な状況に陥ってしまうのです。

 

上記のリスクを回避できるような体制づくりや管理システムがあれば良いのですが、それが難しそうであれば、料金は競合と似た価格帯にしてみましょう。

 

もし、非常に尖った強みを持っていれば、価格を競合より高くするという方法もあります。

WEB集客に関する知識を知らない

ホームページは必要だから安い会社にとりあえず作ってもらった、SNSで集客できると聞いたから、とりあえずSNSのアカウントを作って投稿している、といように「とりあえず」やってみている塾は生徒が増えません。

 

ホームページも集客できるホームページと、集客できないホームページがあります。集客するためには、塾の生徒募集に強いホームページ制作会社に依頼する必要があります。

 

SNSも発信の仕方によって問い合わせの数も決まってきますし、最近の保護者はチラシよりオンライン広告の方が集客効果は高いです。

 

開業の前にはWEBを使った集客について知っていた方が、開業後に生徒募集に困りません。

マーケティングの知識を身に着けるには?

マーケティングと言っても範囲が非常に広く、塾の経営者が知らないで良い情報もあります。効率化の観点から下記の内容について、知識を身に着けてみて下さい。
  • 店舗ビジネスについて
  • 競合調査、差別化について
  • WEB集客について
  • 塾の生徒募集について

弊社でも、塾の生徒募集について情報を提供していますので、こちらもご参考下さい。中小の塾でのマーケティングの情報が網羅されていますので、短時間で知識を得ることが出来ます。

まず知ることから始めて塾の開業を成功させよう!

まずやるべきこと

今までお伝えした内容を開業前に学び、完璧に理解し、何等かの経験を積んでいてはいつまでたっても塾を開業できません。

 

ある程度の基本的な情報を把握したら、後は開業して実践を積みながら学んで行く方が効率的です。

 

自分で学んでみて、「内容が良く分からない」「学んでみたけど、塾の開業するのが不安だ」などお悩みがありましたらこちらまでご連絡下さい。

 

開業前の不安やお悩みについて弊社なりの経験からコメントさせて頂きます。

 

また、弊社では集客に強いホームページの作成も行っています。WEB集客の支援もしていますので、自分で生徒募集出来るか不安な方からの相談もお待ちしております。

【無料】塾の開業に関するお悩み相談、受付中です

今の悩んでいることを第三者に話すだけでも、解決の糸口が見えてきます。こんなこと聞いても良いの?という小さなことでも構いませんので、お気軽にご連絡下さい。

”生徒を増やしたい”と思ったときにやるべき

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