コロナで減った生徒がなかなか増えません。
色々手は尽くしているんですけど、、、どうすれば良いでしょう??
塾業界はコロナで大きな打撃を受けた業界の一つです。現在は規制が大きく緩和されていますが、多くの塾ではコロナ前より生徒数が回復していない状況です。
この記事では、7つの項目で塾に生徒が来ない理由を振り返り、次のアクションが分かる記事になっています。
- この記事で分かること
- 生徒が増えている塾が大事にしている3つの要素
- 塾に生徒が来ない理由7選
- 生徒を増やすために、まずやるべきこと
- サマリー
塾に生徒が来ない理由
- コロナ前から毎月の入会者がいない
- 学習効果を定量化していない
- 保護者からの評価を知らない
- 他塾やオンラインサービスとの違いを明確にしていない
- チラシに「生徒募集」と大きくのせている
- 決まった募集時期しかPRしていない
- WEB集客の仕組みが無い
- この記事の信頼性(筆者プロフィール)
- 元公文社員、学習塾業界の経験が18年
- 生徒数2倍、ホームページアクセス数2.3倍など実績多数
- コンサルティングや関わった塾は300件以上
- 経済産業省、ドリームゲート認定アドバイザー
生徒が増えている塾が大事にしている3つの要素
3つの要素とは何ですか?
生徒が増えている塾が大事にしている要素は、「学習の質」「保護者からの評価」「生徒募集」の3つです。
それはそうだと思うけど、、、
みんな分かっていることでは?
生徒を増やしたいと思って生徒募集について考えている時、チラシ内容やキャンペーンについて考えると思います。
それは非常に大事なことですが、その前提として
- 自分の塾の生徒の学力は本当に伸びているか
- 保護者の方はどのぐらい自分の塾に満足しているか
生徒だけでなく保護者という”顧客”が満足しているか、という視点でまずは自分の塾を振り返ってみて下さい。
塾に生徒が来ない理由7選
コロナ前から毎月の入会者がいない
これは「学習の質」と「保護者からの評価」に関することです。
コロナ前に生徒が増える最も大きな要因は「口コミ」でした。広告を一切しなくても入会が絶えない塾があるという話を聞いたことある方が多いのではないでしょうか。
私も、道を歩いても子供どころか人も見かけない地域の塾で、口コミだけで生徒を増やしている塾に何度も行ったことがあります。
そのような塾では、キャンペーン時期以外でも日常的に入塾していました。
コロナ前に、毎月とはいかなくても、夏休みの前、新学期、新入会 “以外” の月での入塾者がいなかった場合は、「学習の質」と「保護者からの評価」を見直した方が良いかもしれません。
生徒が来ない理由が、「コロナ」では無い可能性が高いからです。
学習効果を定量化していない
うちは10年以上の実績があるから、学習効果は問題ないよ。
実際に目の前の生徒が伸びていくのを感じたり、保護者の方から、「成績が伸びてうれしい」という話を聞くことも多いと思います。
その実績は大事にして頂きたいところです。
しかし、これから他塾との競争がますます激しくなる中、学習効果を定量化することで塾の学習効果をあげることが出来ます。
皆さんの塾では、
「成績をあげる」
「有名私立校に合格させる」
など、塾の特徴に応じてPRをしていると思います。
その特徴を数字にして定量化していますでしょうか?
成績をあげると言っている塾にも関わらず、来ている生徒の学校の成績を知らない塾をたまに見かけます。知らない方は、まずは生徒の現状を把握することから始めてみましょう。
生徒の数字は把握しているよ、という方はその数字の推移を把握し、悪かった場合はその対策をしていますか?定量化する意味は、現状を知って、改善する原因やきっかけを与えてくれることです。
それは分かっているけど、忙しくて出来ないよ!という方も多いのではないでしょうか?
しかし、いくら広告にお金をかけて生徒が集まっても、入塾した生徒が伸びなければ辞めてしまいます。生徒募集での一番の肝は「学習の質」だと考えていますので、この部分について振返ってみて下さい。
保護者からの評価を知らない
保護者とは頻繁に電話したり、LINEしてますよ。
そうですね、最近の保護者は「どれだけ自分の子供をしっかり見てくれるか」という視点で塾を選ぶ人も増えています。
ここで言っているのは、保護者とのコミュニケーションの内容ではなく、
- 保護者が自分の塾に満足しているか知っているか
- 普段あまり話せていない保護者の気持ちを知っているか
になります。
保護者の方と話す内容の多くは、「子供」についてだと思います。別に、子供について話すなと言っている訳ではありません。保護者向けのアンケートなどを実施し、保護者が塾にどう思っているのか、を把握することが大事です。
また、面談の案内をしても参加してくれない、電話をしてもつながらないなど、普段あまり話せていない保護者の方もいらっしゃると思います。そのような保護者に対して別のアプローチでコミュニケーションを取るきっかけにもなります。
口コミを広げたり、ネットに評価のコメントをするのは保護者です。保護者からどう思われているかをまずは把握しましょう。
でも塾に文句を言われたら怖いです、、、
気持ちは良く分かりますが、「普段の不満を塾に言えた」ということも保護者の満足度アップにつながります。保護者の不満・不安は真摯に受け止めて改善していくことで、より多くの口コミにつながっていきます。
保護者アンケートのやり方は、こちらに詳しく解説していますので、参考にしてみて下さい。
他塾やオンラインサービスとの違いを明確にしていない
これからの4つの項目は、自塾の強みを「生徒募集」でアピールできていない、ということです。
保護者が塾を選ぶポイントとして「家から近いから、通いやすいから」というのがあると思います。
一方、子供が少ない地域でも少なからず競合は存在します。それは通信教育やオンラインの塾・学習サービスです。
オンラインの塾やアプリはたくさん出てきましたが、これからは学習効果のあるサービスが生き残り、拡大していきそうです。
オンライン学習は、「家から近いから、通いやすいから」というポイントも優位に立ってしまいます。なぜなら家で学習できるからです。
そのような近所の塾やオンラインサービスより「自分の塾はココが良い」という点を明確にしていますか?
明確にしていなければ、塾の良さは伝わりませんので、他の塾やオンラインサービスがどのようにPRしているのか、から調べてみて下さい。
大手塾にない強みの見つけ方は、こちらに詳しく解説しています。参考にしてみて下さい。
チラシに「生徒募集」と大きく載せている
これは、多くの中小の塾のキャッチコピーに改善の余地がある、ということです。
えっ??
生徒募集と載せるのは当たり前だし、他の塾でもやっていますよ。
スーパーのチラシに「お客様募集」とデカデカと書いていることと同じなんですよ。
スーパーのチラシは商品と価格がぎっしり並んでいます。なぜならスーパーのチラシは「いかに他のスーパーより安いか」を売りにしているからです。
今のチラシやホームページには「塾の売り」をしっかりアピールできていますか?塾が生徒を募集していることは、大きく伝えなくても分かります。前の項目でお伝えした「他塾との違い」や「自塾の強み」を伝えていきましょう。
決まった募集時期しかPRしていない
全国学力テストの後、夏休み前、年度末など、決まった時期にキャンペーンを行う塾が大半だと思います。
生徒募集をしようとするとき、そのキャンペーンだけやっていませんか?それでは決まった層にしかアプローチできません。
塾にニーズのある顧客は、全体の中のごく一部です。
やり方はいくつかありますが、今の主流はSNSの活用です。
SNSで地域の保護者が必要な情報(最新の教育情報、上手い子育ての仕方など)を発信し、フォロワーを増やします。そのフォロワーが潜在層となり、塾のファンになってくれたら定期的なキャンペーンにも参加してくれる、という流れです。
潜在顧客とどのようにつながるかがポイントです。
口コミかと思ったら、インターネットなんですね!
そうなんです。これは大きくコロナの影響を受けたからだと思います。
このように、インターネットを有効活用することが生徒募集の必須要件になってきています。
私の塾ではホームページはあるし、SNSもやっていますよ!
今はホームページを持つことが当たり前になっているのでそのような方も多いでしょう。しかし、ホームページからの問い合わせや入会は増えていますか?
増えていない原因として考えられるのは、下記の5点になります。
- ホームページが見にくい、もしくは情報を探しづらい
- 他の塾との違いが分からない
- スマホ対応が出来ていない
- ホームページの目的が明確でない
- ホームページを使った集客のルートがあいまいである
1~3の見た目や内容に加えて、4、5のようにホームページやSNSを何となく使っていることが原因の一つです。
問い合わせや生徒を増やすためには上記5点の課題を解決したWEB集客の仕組みが必要です。
私の経験では、コロナ後に生徒数を伸ばしている塾の多くは、このWEB集客を上手く活用しています。
生徒を増やすために、まずやるべきこと
見直してみると、出来ていないことだらけです、、、
生徒を増やすには、まずは現状を知ることが大事ですので、出来ていないことが多いということが分かっただけでも大きな一歩です。
出来ていないことを、いきなり全てやることは出来ません。
- まずやれることから始めてみる
- 優先順位の高い内容から改善してみる
まずはここから始めてみて下さい。
具体例でご紹介すると、
・問い合わせが増えるようホームページを修正する
・優先度の高い生徒募集に特化する
・WEB集客を始めてみる
などが考えられます。
ぜひ、自分の塾に生徒が来ない理由を確認してみて、次のアクションにつなげてみて下さい。
もし、WEB集客について分からないことがあれば無料相談を実施しています。こちらからお気軽にお問い合わせ下さい。
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- コロナで減った生徒が戻らない
- 何が原因で生徒が増えないか分からない
- 生徒募集がマンネリ化してきている
- WEB集客したいけど、やり方が分からない