保護者の心をつかむホームページで学習塾の生徒数を伸ばす方法7選

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今のホームページを保護者の方がちゃんと読んでくれているか不安です。もう少し保護者の心をつかむ内容にして、ホームページからの問い合わせを増やしたいと思っています。どんなことに気を付けたら良いのでしょうか?

もし、少しでもホームページの内容に不安があったり、自信が無い場合は内容を見直す良いチャンスです。それが原因で保護者の方が自塾のホームページを読んでも内容が伝わらず、2度と自塾のホームページに来てくれない可能性があるからです。

 

共働きの保護者も多く、家事や育児に追われて時間が限られている状況ですので、保護者は効率的に情報を集めたいと思っています。

 

そのような状況にある保護者でも自塾のホームページの内容を読んでくれて、自分の塾について理解してもらうためには、「コツ」と「型」が必要です。

 

この記事では、人が「文章を読まない理由」を踏まえた上で、保護者が自塾のホームページを読んで問い合わせしたくなる文章の書き方についてご紹介します。

  • 保護者の心が離れてしまう3つの壁
  • 保護者の心をつかむ文章を書くコツ7選
  • 文章の書き方だけでなく、コンテンツも大事
  保護者の心をつかむ文章を書くコツ7選
  1.  保護者に共感する
  2.  保護者にメリットが分かるように訴求する
  3.  見出しだけで内容が分かるようにする
  4.  図やグラフなどで視覚に訴える
  5.  抽象的な表現や専門用語を使わない
  6.  成果を訴求する
  7.  PREP法など、伝わりやすい型を利用する
  • 元公文社員、学習塾業界の経験が18年
  • 生徒数2倍、ホームページアクセス数2.3倍など実績多数
  • コンサルティングや関わった塾は300件以上
  • 経済産業省、ドリームゲート認定アドバイザー

保護者の心が離れてしまう3つの壁

簡単に情報が探せる時代になった現在の保護者は、大量の情報の中から自分に必要だと思ったものだけを読もうとします。また、冒頭でお伝えしたように家事や育児で忙しい保護者は、効率的に自分の必要な情報だけを得たいと思っています。

 

読者が文章を読む際に3つの壁があると言われています。

  • 読まない(NOT Reading)
  • 信じない(NOT Believe)
  • 行動しない(NOT Act)

これは皆さんにも経験があることだと思います。

 

パソコンやスマホで何か情報を探している時に、読んでいて面白くない、欲しい情報が見つからないと読むのを止めてしまうでしょう。

 

また、書いてある内容について、「本当なのかなぁ」と思ったり、誰が書いているのか分からないような内容は簡単には信じないと思います。

 

従って、何か物やサービスを購入したり、問い合わせたりせずにページを閉じることになってしまいます。

 

保護者の立場では、この3つが心理的、行動的な障害になってしまい、ホームページを読んでくれない、ホームページから問い合わせが無い、という状況に陥るのです。

確かに、自分に必要のない、興味がないとすぐにページを閉じてしまいますね。。。

読者である、保護者の立場に立って考えることが大事になってきますので、この3つの壁を乗り越えるためのコツを次からご紹介します。

保護者の心をつかむ文章を書くコツ7選

①保護者に共感する

例えば、自分が子育てについて悩みを抱えており、誰かに相談した場合、どちらのアドバイスが心に響きますか?
  • 自分の状況を良く知っている友人
  • 自分のことを全く知らず、教科書的なアドバイスをする専門家

もちろん、アドバイスの内容にもよりますが、「専門家の言っていることはそうなんだろうけど、それが出来ないから困っているんだけどな」と思うケースもあるのではないでしょうか?

 

この違いは、「相手の気持ちや状況を理解しているかどうか」になります。

 

人は自分のことを分かってくれている人に対しては、意見を受け入れやすく、全く理解していない人には「何も知らないくせに」となってしまいます。

 

この「自分を分かってくれている」ことを伝えるのが、「共感」です。

 

保護者の気持ちや悩みが分かっているよ、ということが相手に伝われば、ホームページに書いてある内容を読んでくれたり、理解してくれたりするのです。

 

この共感を伝える具体的な方法は3つあります。

ホームページの最初の画面の下に、「こんなお悩みありませんか?」のような文言でいつくかの悩みが記載されているページを見たことがありませんか?

上の画像のようなイメージです。

 

この悩みの中に、自分の悩みに近いことが記載されていると、「自分のことだ」と感じて先を読み進めてくれるようになります。

保護者の声を記載している塾もあるかと思いますが、「こんなところが良かった」と記載している事例が多いです。

 

良かったところだけでなく、

  • 学年が上がって成績が下がってきた
  • ○○高校に行って欲しいと思っていたが我が子の学力が足りないと感じていた
  • 子どもが学校の宿題もせず部活ばかりやっていて困っていた

など、入塾前の悩みや状況を記載すると、「我が子も同じ状況だから、この塾だと変わるかもしれない」と思ってもらう可能性が高まります。

塾長ブログやLINE公式などで、塾から保護者へ情報発信している塾もあるかと思います。

 

その際、自分の伝えたいことだけを伝えるのではなく、保護者の気持ちや状況を考えてブログを書くことも大事です。

 

例えば、地域独自の高校受験の情報を伝える際に、

 

「最近は受験の制度が目まぐるしく変わり、保護者の方も最新の情報を手に入れることが大変な時代になってきました」

 

と書いてあると、「そうそう、最近の高校受験って良く分からないのよ」という感情が保護者に芽生えたら、その先の記事も読んでくれるし、情報を提供してくれる塾に対する信頼度も高まるはずです。

②保護者にメリットが分かるように訴求する

保護者が学習塾のホームページを見ようとしているとき、保護者は我が子の成績や受験などの悩みや不安を抱えています。

 

そんな時、「この塾だと自分の悩みが解決されそう」と思ってもらうことが大事なのです。

 

そのためには、保護者にとって自塾に通うことが何のメリットにつながるかを、最初に伝える必要があります。

 

具体的には下の画像のようにホームページの最初の画面にキャッチコピーを入れることです。

このキャッチコピーに自塾に通うことのメリットを記載すれば、「自分の悩みが解決できるかも」と思ってホームページを読んでくれます。

 

ここに、「生徒募集」とか「体験授業受付中」とかだけ書いてしまうと、何も自塾の良さが伝わらないので、ページから離れてしまうリスクが高まります。

 

キャッチコピーの付け方については、こちらの記事を参考にして下さい。

③見出しだけで内容が分かるようにする

下の画像だと、どちらの文章が見やすいでしょうか?
学習塾のホームページを見ると、長文で書かれたページをよく見かけます。

自分のホームページを見ると、思ったより長文で書いていて見づらいかもしれません。。。。

文章が長いと、読むモチベーションさえ起きずにページを閉じてしまいます。

 

長文をじっくり読ませるのではなく、見出しで区切ると見やすくなり、「先も読んでみよう」という気持ちが続きます。

 

さらに、本文をしっかり読まなくても、見出しだけで大まかな内容が分かる工夫も必要です。

 

この記事では、文章を書くコツをそれぞれ見出しにしています。見出しだけで内容が概ね分かりますし、興味のある項目だけ読むことも出来るようになります。

④図やグラフなどで視覚に訴える

図やグラフを使った方が保護者の目に入りやすく、保護者が読もうと意識しなくても情報が伝わります。

⑤抽象的な表現や専門用語を使わない

ホームページに、「質の高い授業」とか「本当の学力」という抽象的な表現を使っていませんか?

 

どのように質が高いのか、普通の学力と本当の学力の違いは何か?ということが分からなければ保護者には伝わりません。

 

また、これは特に英語に力を入れている塾に多いのですが、英語学習法に関する専門用語を記載している塾があります。

 

例えば「フォニックス」です。フォニックスについての説明があれば良いのですが、その説明もなく、フォニックスを学べば英語力があがる、という説明だけでは保護者は理解できません。

 

専門用語を使わずに分かりやすく伝えることがベストですが、使う場合は解説を入れて保護者に理解してもらう工夫をしましょう。

⑥成果を訴求する

ホームページを読んでいても、「それ本当なのか?」と保護者はすぐに信用してくれません。

 

そんな時は、成果や実績を示してあげると信用度が高まります。

 

○○高校の合格者数、第一志望合格率、入塾後の成績アップ率、保護者満足度などです。

 

また、生徒の声や保護者の声を掲載するのも大事です。

 

ただし、自塾のホームページで書いてある保護者の口コミの内容について、保護者はそれだけでは完全に信用せずに、友人に聞いたり他の口コミサイトで確認したりします。

 

ホームページの記載内容と友人の話が一致すれば、「やっぱり良い塾だ」と思ってくれます。

⑦PREP法など、伝わりやすい型を利用する

ホームページの内容の納得性を高め、問い合わせをしてもらうには、より伝わるような文章の構成が必要です。 そのための型はいくつかありますが、この記事ではPREP法をご紹介します。
PREP法とは、分かりやすい文章の流れのことで、
  • Point (結論)
  • Reason(根拠)
  • Example(具体例)

  • Point(結論)
の頭文字をとったものです。 例えば、「学習塾のおすすめの集客方法は?」というテーマだと、
  • 結論(Point):おすすめはWEB集客です
  • 根拠(Reason):今の保護者はネットで情報収集し、オンライン広告費も安いからです
  • 具体例(Example):私はWEB集客で広告費を3割削減し、生徒数は2倍になりました
  • 結論(Point):他の塾が取組めていないWEB集客がおすすめです。

結論から先に伝えると、何について書いてあるかが最初から分かるので、後の内容が理解しやすいです。

 

そして、その根拠を説明します。根拠だけではイメージできなかったり、説得力に欠けるので、具体例を示してあげます。

 

最後に、再度伝えたい結論を伝える、という流れです。

このPREP法をどこで使うかですが、一つはホームページのトップページです。
  • 結論(Point):キャッチコピー(子どもへどんなメリットがあるか)
  • 根拠(Reason):塾の特徴、強み
  • 具体例(Example):成果、生徒・保護者の声
  • 結論(Point):体験授業やっていますので、申込下さい

根拠のところで、塾の特徴を説明する前に、前項でお伝えした保護者の悩みを記載して「共感」する部分を加えると、さらに良いでしょう。

 

また、ブログなどでも同じような構成で文章を書くと、より保護者に伝わりやすくなります。

文章の書き方だけでなく、コンテンツも大事

本記事では、人が「文章を読まない理由」を踏まえた上で、保護者が自塾のホームページを読んで問い合わせしたくなる文章の書き方についてご紹介してきました。

 

主に文章の書き方についてお伝えしましたが、「何を書くか」も大事になってきます。

 

学習塾のホームページに記載すべき内容については、こちらに解説していますので参考にして下さい。

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