【起業・副業】ホームページ作成を外部会社に依頼する際の困りごと5選とその対策

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目次

起業や昨今の副業ブームなどで、自分のホームページが必要になっている方も増えています。

 

一方、ホームページは自分で作れない、と思っている方はホームページ制作会社に作成をお願いするしか選択肢は無いでしょう。

 

しかし、初めて依頼する方にとっては、何をどうしたら良いか分からないというのが実情です。また、分からないが故に依頼した際に制作会社とのトラブルも起こっています。

 

そのようなトラブルを避けるために、ホームページ作成を依頼する際に、おさえておくべきポイントを事前に知っておくことが大事になってきます。

 

この記事では、ホームページ作成を制作会社に依頼しようと思っている方向けに、依頼する際に気をつけるポイントをご紹介いたします。

 

ホームページの作成を依頼した経験のある56社にアンケートを取ったところ、依頼の際に困ったこととして下記の5点に集約されることが分かりました。

これらの点を踏まえて、制作会社を選ぶポイントを挙げていますので、最後までご覧ください。

それでは、各項目の詳細と、対応策について詳しくみていきます。

ホームページ作成費用の相場

まず最初に、ホームページ作成時に困ったこととして最も多い回答だったのが、ホームページ制作の相場が分からない(67.9%でした。ホームページを作成するためのコスト構造をみると、ほとんどが人件費となっています。そのため、価格が分かりにくいというのが現状です。

ホームページ作成にはいくら必要?

様々な会社を調査すると、数ページある企業サイトの場合、目的別のホームページの相場は下記のようになります。

目的 金額
コスト重視。クオリティにはこだわらず、とりあえず作りたい。
1万~10万円
名刺代わり。最低限の企業サイトの形は整えたいが、
集客は考えていない。
10万~50万円
会社の魅力が分かるWEBパンフレットとして使いたい。
50万~100万円
集客したい、会社のブランディングとして使いたい。
100万~300万円
コンテンツマーケティングに取組みたい。
数百ページあるサイトをリニューアルしたい。
100万~300万円

これはあくまでホームページ作成だけの金額です。

 

依頼側は、ホームページに掲載される文章や写真を準備し、制作会社に提供する必要があります。制作会社はその材料を使ってデザインし、コーディング(ホームページ開発)します。その費用が上記の内容となります。

 

また上記の費用に加え、ホームページには運用費用がかかります。

運用費用の相場としては数千円~3万円(月額)となり、③④の内容などによって変動します。また集客を目的としたホームページを作った場合、ホームページのアクセス解析などの分析などが必要な場合は、1万円~10万円(月額)かかる場合があります。

相場内で会社の特徴を吟味する

ではどのような視点で検討したら良いのでしょうか?

 

価格の面から検討する際には、2つのポイントがあげられます

 

①    まずは価格に何の作業が入っているかを確認

先ほどお伝えしたように、ホームページ制作会社では、ホームページのデザインと、コーディング(ホームページ開発)を行います。ホームページの設計までやってくれるのか、コンテンツは作ってくれるのか、運用の費用は入っているのかなどを確認する必要があります。

 

制作会社のホームページに価格やサービス内容が記載されていることがありますので、そこをまずはご確認しましょう。

 

最近はホームページ制作の費用を最初に支払わず、サブスク(毎月定額支払い)で提供している会社もあります。毎月の支払いが安く済むこともあり、人気があるようですが、サブスクの費用とは別に高額な運用費用を請求される場合がありますので、運用費用まで確認しましょう。

 

また、月10,000円のサブスクを提供している会社に依頼した場合、3年間だと36万円、5年間で60万円となります。最初に30万円支払いが必要な会社と比べるとどちらがお得でしょうか?

 

長期的にホームページが必要なのであれば、サブスクではない方がお得な場合があります。

 

② 同じ強み、専門の職種を持っている会社同士で価格を比較

例えば集客を目的にホームページを作りたいのであれば、集客に強い会社同士を比較しましょう。

 

集客方法にどんな違いがあるのか、自分に合いそうな集客方法を提案してくれるか、ホームページ完成後はどの程度集客についサービスがあるのか、などです。その集客に関するサービス内容と、価格を比較してみましょう。

 

また、制作会社によって、特定の業界に強い会社があります。病院など医療系に強い会社、税理士や行政書士などの士業に強い会社など様々です。

 

業界に強いということは、自分の事業の内容や顧客についてある程度理解がある人がホームページを作ってくれる、というのがポイントです。

 

顧客が分かるということは、顧客に伝わるようにデザインができることにつながりますので、専門業界のある会社同士で価格を比較するのも一つの手です。

 

ホームページ作成には相場はありますが、明確な基準はありません。価格が高ければクオリティが高く、価格が安ければクオリティが低い訳ではありません。価格で単純に安い、高いを判断するのではなく、どんなサービスを提供してくれるのか、その詳細もあわせて検討しましょう。

 

ホームページ作成の詳しい金額については、こちらも ↓ 参考にして下さい。

ホームページ作成会社の選び方

どの会社に依頼したら良いか分からない

次に回答が多かった困りごとは、どこの会社にお願いして良いか分からなかった(55.4%です。ホームページ制作会社は数千・数万社あると言われており、CMをしているような有名な会社もありませんので、全く情報がない人が多いようです。

友人・知人の紹介から実際に会ってみる

ではどうすれば良いのでしょうか?

 

実際に会って話してみることをお勧めします。今はオンラインで日本のどの地域でも海外でも話せる時代です。一度は実際に会って話してみないと、信頼できる相手かどうか判断するのは難しいと思います。ホームページ作成にはある程度のお金が必要ですので、せっかく投資するなら良い会社を選びたいものです。

 

ではどうやって探せば良いのでしょうか?

 

① 友人や知人から紹介してもらう
② 紹介してくれるサイトなどを使う
③ 自分で検索して探す

 

①の友人や知人から紹介してもらうことが一番確実です。その会社の仕事ぶりや金額など実情が良く分かるからです。

 

自分の周りにそんな友人がいない、という方には②ホームページを紹介してくれるサイトに依頼する、というのが次の方法です。業界別や目的別に制作会社が紹介されていますし、概算の見積や、こちらの適した会社をいくつか紹介してくれます。自分で探すのが面倒だ、時間がないという方におススメです。

 

最後は③自分で探すという方法です。今は色々な比較サイトもありますし、ホームページ制作会社であれば、自社のホームページも充実しているはず。内容をしっかり読んで問い合わせてみて下さい。

 

また、制作会社を選ぶポイントについて最後にまとめておりますので、そちらも参考にしてみて下さい。

ホームページのコンテンツ(文章・写真)

コンテンツは誰が作る?

3番目に多かった困りごととしては、ホームページのコンテンツも自分で用意する必要があった(25%)でした。ホームページ制作会社に依頼すると、コンテンツの提供を求められることが多く、その際に初めて知るというケースです。

 

起業や副業を始めようという人にとって、そもそも自分のホームページをどのような内容にするのか、イメージが持たれていない方にとっては、文章など何を書いて良いか分からないというのもあるかもしれません。

 

文章に加えて、ホームページに使われる画像も非常に重要です。例えば、会社の紹介で、実際の社員の社員を使うのか、モデルの写真を使うのかで、読者にとっては親近感が違ってきます。

手間とコストで決定

自分でコンテンツを作れますよ、という方はそれで大丈夫だと思います。しかしホームページの目的を集客にしている方であれば、集客のためのキャッチコピーやストーリー展開などライティングのテクニックが必要です。そのような知識や経験がなければ、ライティングを専門にしている会社にお願いすることも一つの手段です。

 

ちなみにライティングを外部に依頼する際の相場ですが、一般的なレベルのライターであれば1文字1円~3円、上級レベルのライターは1文字5円以上のようです。もちろん、専門性が高い内容かどうかなど記事の内容や、会社によって価格は違ってきます。1ページを3,000文字とすると、一般レベルだと3,000円~9,000円、上級レベルだと、15,000円から、ということになります。

 

自分で文章は作れない、もしくは作る時間がない方は、他の会社にお任せするしか無いです。その際は、ライティングもやってくれるホームページ制作会社がベストです。

 

理由は、ライティング会社とホームページ制作会社を別にしてしまうと、その分手続きや打合せが2倍になってしまい、時間とコストが余計にかかってしまいます。

 

加えて、ホームページ制作会社が、提供された文章をもとにデザインする際に、ライティング会社の意図をくみ取る必要があります。その意図をくみ取らないと、せっかく上手くできた文章が生かされないケースがあります。

 

つまり2つの会社の考えや価値観が一致しないと、良いホームページができない、ということです。

 

また、写真についてはプロにお願いした方が良い画像をホームページに掲載することができます。一方、最近のスマホのカメラの性能もだいぶ高くはなっていますので、こちらも手間とコストを考えて検討してください。

イメージ通りのホームページができるには?

思っていたものと違う、、、

思っていたものと違う成果物が出てきた(25%)とうのも3番目に多い困りごとでした。これは、初期段階の打合せ以降に何も制作会社から連絡がなく、ホームページできましたと完成版が急に送られてくる、というケースです。

 

起業や副業を考えている側からは、「こんなホームページ作りたい」という何となくのイメージしかなかったり、イメージは持っていてもそのイメージを上手く伝えられなかったりすると思います。そのような状況を理解できない制作会社に起こるケースです。

定期的なコミュニケーション

こちらの解決策は非常にシンプルで、定期的に確認や相談のできるホームページ制作会社を選ぶこと、です。制作会社に依頼をする前に、どの頻度やタイミングで打合せなどを行うのかを確認しましょう。途中の確認ポイントとしては主に3つあります。

特に②で、トップページのデザインイメージや構成などをすり合わせておくことが重要です。ここでお互いの認識が違うと、③で出た仮納品が違うものが出てきて、修正に時間がかるケースが見受けられます。

対応の悪いホームページ作成会社

会社によってカラーは様々

5番目に多かった困りごとは、依頼した会社の対応が悪かった(12.5%)でした。

 

具体的にどのような事例かというと、「無駄なオサレ感を追求する制作会社vs必要最低限(名刺に載ってるくらいの情報)しか載せたくないうちの会社の意見が通じないバトル」や「尋ね難かった、言いにくかった、聞きにくかった」などです。

 

ホームページに関わらずデザインを専門にしている会社にあることですが、自分たちのデザインに自信を持っていて、それを顧客に押し付けるケースがあります。

 

そのような会社は「こうやった方がよいのに、なぜ顧客は理解してくれないんだ」というスタンスで接してくるため、依頼側としてはコミュニケーションが取れない、対応が悪い会社となってしまいます。

 

その他にも、メールの返信が遅い会社、専門用語を多用して何を言っているか分からない会社、依頼側の意図をくみ取ってくれない会社など様々です。

必ず事前に面談を

友人からの紹介でも相性が合わない人もいるケースもありますので、事前の面談は必須です。今はオンラインが主流になっておりおますが、オンラインでも実際に会って話すと会社の印象はある程度把握できます。

 

面談を依頼する際に、メールやSNSのDMなどを使うと思いますが、その際の返信の速さや内容からも特徴がわかります。

おしゃれなページ=アクセスが増える訳ではない

その他で大事なポイントを一つお伝えすると、「ホームページの見た目が良ければ集客できるわけではなかった」という事例がありました。

 

おしゃれなページ=アクセス数が増えるページ、と勘違いされている方がいらっしゃいます。会社のブランドイメージを伝えるというのが目的であれば、凝ったデザインでブランドイメージを表現することは大事です。

 

しかし、目的が集客だったり、ホームページへのアクセス数を増やしたいのであれば、そのための戦略やデザインが必要ですのでお気をつけ下さい。

 

下の記事に詳細を記載していますので、興味のある方はご覧ください。

制作会社を選ぶポイント

アンケートをもとに、ホームページ制作を依頼する際の困った点とその対策について紹介してきました。最後に上記を踏まえて、「どのようなホームページ制作会社を選ぶ際のチェックポイント」についてお伝えします。

始めてホームページを作成する際は分からないことの方が多いかと思います。また、安くはない投資ですので、良いものを作りたいですよね。皆様が制作会社を選ぶ際に、こちらの記事がお役に立てたら幸いです。

 

なお、学習塾という業界に特化したホームページのリニューアル費用、選び方の記事もありますがので、こちらもご参考下さい。

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