学習塾のホームページを月に何人が見ている?まずはデータ分析をして現状を把握

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ホームページからの問い合わせが少なくて悩んでいますが、そもそも自塾のホームページにどれくらいの人数が見に来てくれているか分かりません。

何か課題があった時に、正しく現状把握をすることは大事です。

 

生徒募集の集客方法でよく使われるチラシだと配布した枚数と反応があった件数は分かりますが、何人の人が、内容をどのくらい読んでくれたかまでは分かりません。

 

しかし、ホームページだと読んだ人の性別、年代、住んでいる場所、どのページをどのくらいの時間どこの位置まで読まれているか、なども分かります。

 

WEBの世界では様々なデータが無料で手に入ります。1カ月にホームページに何人訪問があったかというデータもその一つです。

 

この記事では、学習塾の生徒募集をする上で最低限必要なホームページの3つの分析ツールを紹介します。また、それぞれの分析ツールの紹介では、何のデータが分かるのかと、その導入法についてご紹介します。

  • 生徒募集が上手くいくデータ分析のやり方
  • ホームページ分析に必要な3つのツール
  • ツールの導入方法と、ツールから何の情報が分かるか
  主なツールと役割
  1.  ホームページの基本的なデータが分かるGoogleアナリティクス
  2.  どんな検索ワードでホームページに来たかが分かるGoogleサーチコンソール
  3.  ページのどこが読まれているか、どこで離脱したか分かるヒートマップ
  • 元公文社員、学習塾業界の経験が18年
  • 生徒数2倍、ホームページアクセス数2.3倍など実績多数
  • コンサルティングや関わった塾は300件以上
  • 経済産業省、ドリームゲート認定アドバイザー

学習塾の生徒募集が上手くいくデータ分析のやり方

まずはホームページの基本データを知ることが大事

筆者は、「ホームページから問い合わせが少ないんだけど、どうしたら良いですか?」と相談されることが多いのですが、「ホームページの月間のアクセス数はどのくらいですか?」と聞いて、ぱっと答えてくれる方は少ないです。

うちの塾のアクセス数も良く分かりません。でもそれを知らないと、何が原因で問い合わせが少ないのか分かりませんよね。。。

そうですね、何か課題があった時に、正しく現状把握をすることは大事です。

 

ホームページからの問い合わせが少ないという課題の場合、

 

①ホームページに来ている人は多いが、その中から問い合わせする人が少ない
②そもそもホームページに来ている人が少ない

 

のどちらかです。

 

①であれば、ホームページの中身を改善する必要があります。
②であれば、ホームページに多くの人が来てもらう施策が必要です。

データの中身を分析し、改善に活かす

また、SNSで生徒募集を呼び掛けているけど反応が少ない場合、SNSからホームページに来ている人が少なければSNSの投稿内容に問題があります。SNSからホームページに来ていれば、ホームページに問題があります。

 

単純にホームページへのアクセス数だけでなく、その中身を知ることで、何をどう改善すれば良いか分かります。

 

次からホームページのデータを知り、分析できるツールを3つご紹介します。

①ホームページに関する基本データが分かるGoogleアナリティクス

Googleアナリティクスとは

Google アナリティクスとは、ユーザーがページに訪れた時の行動や反応を分析するツールです。

 

ユーザーがアクセスした後に「長く滞在したか?」「ページ内でクリックはしたか?」「どのようなユーザーが訪問したか?」などを分析し、ユーザー体験を改善するために使用します。

Googleアナリティクスの設置の仕方

Googleより無料で提供されているツールですので、設置の仕方はこちらに記載されています。

 

慣れていないと分からないことも多いと思いますので、やり方を自塾のホームページを制作してくれた会社に尋ねるか、依頼すれば設置できます。

学習塾が最低限見るべきデータ

Googleアナリティクスには様々なデータがあり、色々な視点で分析できます。しかし、まずは学習塾にとって必要最低限のデータをご紹介します。

 

これらのデータを知るだけでも、十分にホームページの改善の糸口や方向性を見つけることができます。

Googleアナリティクスを設置し、しばらくデータがたまるとユーザーの行動が徐々に分かってきます。 ホーム画面に主要なデータが記載されています。
その中でも学習塾が見るべきデータは下記の2点です。。
  • ユーザー数
  • 新規ユーザー数
  • 表示回数

塾の規模にもよりますが、ここが月に数百しか無ければ、アクセス数を増やす施策が必要です。

 

また、新規ユーザー数とは、どのルートで自塾のホームページに来たかが分かります。例えば、SNS、検索結果、オンライン広告、直接URLを入力、他のサイトからのリンク、などなどです。

 

SNSを何度も投稿しているのにSNSからの訪問が少なければ、SNSの運用を改善する必要があります。

ユーザー属性の概要のページでは、下記の情報を確認して下さい。
その中でも学習塾が見るべきデータは下記の2点です。。
  • ユーザー(市町村)
  • ユーザー(性別)
  • ユーザー(年齢)

自分の塾のある市町村、もしくはその近隣から多くのユーザーが来てくれたら問題ありません。

 

しかし、まったく遠く離れた地域の市町村のユーザーが多ければ、いくら月間のユーザー数が多くても、塾に通ってくれる可能性は極めて低いです。

 

また、中学生、高校生を対象としている塾なのに、20代女性のユーザーが多ければ、こちらも対象外のユーザーが訪問しています。

 

自塾に通って欲しい保護者の地域、年齢のユーザーが来てくれているか確認する必要があります。

最後に、テクノロジーのユーザーの概要では、ユーザーが何のデバイスを使ってホームページを訪問しているかが分かります。

具体的には、スマホかタブレットかパソコンか、です。

 

スマホで訪問している人が多ければ、ホームページをスマホで見やすいように改善する必要があります。

 

企業向けのサービスを提供しているホームページであれば、パソコンで見る割合は高いのですが、個人向けのサービスを提供しているホームページの場合はスマホで見られることが多いです。

今のホームページは昔のデザインのままなので、スマホでは見ずらいんですよね、、、

もし、自塾のホームページがスマホ対応になっていない場合は、早急に改善することをおすすめします。スマホ対応になっていないだけで、保護者はページから離れてしまいますし、ページ自体が読みづらいので、塾に対する印象が悪くなるからです。

 

弊社はホームページのリニューアルもやっていますので、ご相談がありましたらこちらまでご連絡下さい。

②どんな検索ワードでホームページに来たかが分かるGoogleサーチコンソール

Google サーチコンソールとは

Google サーチコンソールとは、ユーザーがページに訪れる前の「検索ワード」や、「ホームページの健康状態」を分析するツールのことです。

 

ユーザーがホームページに訪問してきたキーワードや記事ごとの検索順位など、「ユーザーがホームページを訪れる前」のデータがわかります。

Googleサーチコンソールの設置の仕方

Googleより無料で提供されていますので、設置の仕方はこちらに記載されています。

 

やり方が良く分からない、設置するのが手間だと感じたら、こちらもやり方を自塾のホームページを制作してくれた会社に尋ねるか、依頼すれば設置できます。

学習塾が最低限見るべきデータ

中小の塾であれば、保護者が塾を検索する際に「〇〇塾」と名前を直接入力するか、「(市町村名)」+「塾」といったように地名と塾と入力して検索することが多いです。 それが分かるのは検索結果のページです。

ここでは、「(市町村名)+塾」のクリック数、表示回数、検索順位を確認してみましょう。

 

検索順位が10位以内ですと、「(市町村名)+塾」で検索した時に1ページ目に塾のホームページのリンクが記載されます。検索順位が高い方が良いですが、10位以内をまずは目指しましょう。

残りの見るべき点は「ホームページの健康状態」についてです。 下の画像の鈴のマークを押すと、サーチコンソールからメッセージの一覧が表示されます。

そこに、「エラーがあります」と表示されることがありますので、そのエラーを修正する必要があります。

 

エラーを修正しないと、ホームページの評価が下がってしまい、先ほどの検索順位にも悪い影響を及ぼす可能性があるからです。

そのエラーの一つが、モバイルユーザビリティです。これはスマホでホームページを見た時に、ユーザーは見づらいですよ、ということを教えてくれます。

上のように、「テキストが小さすぎて読めません」とか「クリック可能な要素同士が近すぎます」など、どこを改善すれば良いか教えてくれます。

 

先ほどお伝えしたように、保護者はスマホで塾のホームページを見ることが多いことが予想されますので、ここでスマホでの読みやすさを確認できます。

③ページのどこが読まれているか、どこで離脱したか分かるヒートマップ

今までの2つのツールは主にデータで状況を示してくれるものでしたが、3つ目のツールはビジュアルで改善点を示してくれます。

 

そのビジュアルが分かるツールはヒートマップと呼ばれています。

ヒートマップとは

ヒートマップとは、ホームページに訪れたユーザーがページ内で取った行動のデータを、色の濃淡でわかりやすく表現したものです。 例を見た方が早いので、下の画像をご覧ください。
読んでいる人が多いほど赤くなり、ページを離れる人が増えるにつれ色が変わり幅が狭くなっていきます。 このヒートマップから、ページのどこまで、どの程度の人が読んだか分かります。

色がついているかどうか、色の濃淡でパッと見て分かるが良いですね!

このようにページを見てユーザーがどのような行動を取ったかが分かるのがヒートマップです。

ヒートマップの導入の仕方

ヒートマップを提供している会社は複数あり、無料のものから有料のものまで様々です。

 

無料だと制限もありますが、User Heatは無料でできる範囲も広いので、一度試してみて下さい。こちらから登録すれば無料で試すことが出来ます。

学習塾が最低限見るべきデータ

ヒートマップを提供している会社は複数あり、無料のものから有料のものまで様々です。

 

無料だと制限もありますが、User Heatは無料でできる範囲も広いので、一度試してみて下さい。こちらから登録すれば無料で試すことが出来ます。

どこをクリックしたかという情報は、何の情報に関心があるか?を示しています。下の画像はホームページの最初の画面です。

上のメニューが良くクリックされていることが分かります。ユーザーが情報を探しやすいように上部にメニューを設置していますが、その狙い通りになっていることが分かります。

 

一方、問い合わせを増やしたいと思っていますが、問い合わせのボタン周辺ではあまりクリックされていません。これはボタンの中のフレーズを修正したり、ボタンのデザインを変えるなどの改善が必要だと分かります。

どの部分で、何%のユーザーがホームページを閉じてしまったかが分かります。
ページを下にスクロールするほど、閉じる人が増えるのは仕方がないのですが、ある一部分の離脱率が高ければ、そこを離脱しないように文章やデザインを変えるなどの修正する必要があります。
色の濃淡で、どこが良く読まれているか分かります。
赤色に近い場所ほど、よく読まれている箇所になります。 ホームページには、伝えたいことを記載していると思いますが、それが本当に保護者から読まれているのか、を確認できます。

データを把握、分析してホームページからの問い合わせを増やそう!

ホームページからの問い合わせを増やすために、まずはホームページに「誰が」「どのように」「どの程度」訪問してくれるのか、現状把握することが大事だとお伝えしました。

 

そのための3つのツールと、何の情報を見れば改善の糸口が見つかるかについてご紹介しました。

 

しかし、読んでいるだけでは分からないと思いますので、まずは実際に自分のホームページのデータを見ることをおすすめします。実際に見れば、自塾のホームページの特徴が分かって、改善イメージもつきやすくなるからです。

 

弊社ではツールの設置や、実際のデータから何を改善したら良いかについてアドバイスも出来ます。

 

自分でツールを設置してみたけど出来なかった、データを見たけど何が良いのか悪いのかが分からない、などありましたらこちらよりお問い合わせ下さい。

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