ホームページをリニューアルしようと思っています。以前お願いした会社の対応があまり良くなかったので新しい会社に依頼しようと思っていますが、ホームページ制作会社の選び方を教えて下さい。
- 以前契約していた会社の費用が相場より高く、レスポンスも悪かった。
- しばらくホームページ更新が放置されていたため、問い合わせ件数も伸び悩んでいる。
- 他塾はリニューアルで問い合わせ件数が倍増したケースもあると聞いた。
知り合いなどで信頼できる会社を知っていれば良いのですが、ホームページ制作を依頼する機会は限られているので、どの会社が良いか分からない人が多いのではないでしょうか。
また、ホームページ制作会社は多数ありますので、選び方も分からない方が多いと思います。
この記事では、弊社が実施したアンケートからホームページを制作会社に依頼した際のトラブルをご紹介します。それを踏まえ自塾にあったホームページ制作会社の選び方のポイントや探し方をお伝えします。
- この記事で分かること
- 学習塾のホームページのリニューアルの流れ
- アンケート結果から分かったホームページ制作会社との5つのトラブル
- 学習塾のホームページ制作会社、選び方の7つのポイント
- ホームページ制作会社の探し方
- サマリー
- 教育分野や塾業界の制作実績があるか
- 自分でできないことをやってくれる会社か
- 実際に話してみて自分に合いそうか、信頼できそうかどうか
- 制作過程で、進捗の報告や確認を行うか
- 目的やイメージをくみ取って柔軟に対応してくれるか
- その目的を達成できるように制作してくれるか
- 上記を踏まえて、価格が相場の範囲内に収まっているか
- この記事の信頼性(筆者プロフィール)
- 元公文社員、学習塾業界の経験が18年
- 生徒数2倍、ホームページアクセス数2.3倍など実績多数
- コンサルティングや関わった塾は300件以上
- 経済産業省、ドリームゲート認定アドバイザー
学習塾ホームページのリニューアルの流れ
①ヒアリング
制作会社が、学習塾の悩みや課題、リニューアルの目的などをヒアリングします。
依頼側の学習塾が、ホームページを使って保護者からの問い合わせを増やしたいという目的でリニューアルする場合、ターゲットや自塾の強み、他塾の動向など、マーケティング的な内容を質問されます。
②現状分析、競合分析
今のホームページにどのくらい、誰が、どのようにアクセスされているのか、データの分析を行います。
そして、現在のホームページの構造やレイアウト、デザインなどの課題などを明らかにします。
また、競合の塾を調査・分析し、塾の強みや特徴を明確にします。
③企画・提案
現状の課題が明確になり、リニューアルの方向性が分かれば、制作会社はその課題を解決するための新しいホームページの企画を提案します。
このプロセスで、依頼側の学習塾と制作会社がお互いの意見交換することで共通認識ができ、同じ方向性に向かって作業を進めることが出来ます。
④制作
お互いが合意した企画のもと、制作会社がホームページのリニューアルを行います。
制作会社はホームページの構造や、ページの内容、デザインなどについて定期的に学習塾に確認を求め、認識の齟齬が無いように制作を行います。
⑤納品
学習塾側がリニューアルされたホームページの内容について最終確認します。
それがOKとなればホームページが公開され、納品となります。制作期間は会社にもよりますが、20~30ページで2~3カ月、問い合わせを増やしたいなら3カ月以上の納期が目安です。
納品したらそれで終了なのか、何らかのサポートがあるかは制作会社によって違ってきます。
ホームページからの問い合わせを増やしたい場合は、制作後のサポートが無いと、ホームページを作って終わりになってしまいますので注意して下さい。
この流れは、コミュニケーションがきちんと取れる制作会社を想定しています。そうでない会社もありますので、次から良くあるトラブルについてみていきます。
アンケートから分かったホームページ制作会社とのトラブル
【No.1】費用の相場が分からなかった。
最も回答が多かった項目は「費用の相場が分からなかった」という意見で約68%でした。ホームページを何度も作成する人は限られていますので、相場が分からない方が多いのは当然です。
ちなみに、ホームページの制作費用の相場は、目的やページ数によって違います。
- WEB版のパンフレット(20-30ページ)100万円以下
- 問い合わせを増やしたい(100ページ以下)100~300万円
- 問い合わせを増やしたい(100ページ以上)300万円以上
【No.2】どこの会社にお願いして良いか分からなかった
依頼先の会社が分からないという回答が2番目に多く、約55%でした。
信頼できる会社を身近に知っていれば良いのですが、そのような方は限られています。
また、ホームページの制作会社はBaseconnectに登録されているだけでも、2023年7月現在で約1.8万社ほど存在します。
この記事では、その無数にある制作会社の中から、まさにどの会社を選ぶべきか、どうやって選ぶべきかをご紹介しています。
【No.3】中身の文章や写真も自分で用意する必要があった
3番目は25%の回答率で、文章や画像は制作会社が作ってくれると思ったのに、自分で作らなければならなかった、です。
価格が安い制作会社や規模の小さい会社だと、「文章や画像を提供して欲しい」と依頼されることが普通です。
このような会社だと、最初のホームページの制作の流れにあったような、制作会社からの現状分析や企画・提案などは無く、依頼側である学習塾の言われた通りに作ります、というスタンスになります。
【No.4】思っていたのと違う成果物が出てきた
思っていたのと違う成果物が出てきたという回答は、前項と同率で25%の方が困っている内容でした。
極端な例ですと、制作会社と最初にミーティングをして、その後はメールでのやり取りが少しあり、そして「完成しました」と急に納品されることがあります。
コミュニケーションが少なくても成果物が納得できるものであれば良いのですが、依頼側の意見をあまり聞かずに制作されると、「思っていたのと違う」となってしまうのです。
【No.5】依頼した会社の対応が悪かった
5番目は約13%で、制作会社とのコミュニケーションのトラブルです。
「尋ね難かった、言いにくかった、聞きにくかった」など、威圧的だったり、コミュニケーション取りづらい態度を取られると、依頼側のやりたいこともなかなか伝わりません。
「欲しい機能は何かと聞かれても、どんな機能があるのか分からなかった」のように学習塾の社員にとっては専門的な話を当たり前のようにしてくる制作会社の方もおられるようです。
その他にも、デザインは格好良くなったけど、問い合わせが増えない、など結局リニューアルの目的を達成できていない、という声も複数聞きました。
色々なトラブルがあるんですね。でもそういったことを事前に知っておくと、自分が選ぶ時の参考になりそうです。
トラブルから学ぶ、学習塾のホームページ制作会社、選び方のポイント
【ポイント1】教育分野や塾業界の制作実績があるか
教育分野や塾業界の制作実績が無いと、依頼側の悩みや要望を正しく理解してくれるかどうかも分かりません。
また学習塾では、サービスを受けるのは子ども、支払いをするのは大人という他とは違う構造をしています。その辺を理解したホームページ制作会社の方が、より依頼側の課題を解決できると考えています。
【ポイント2】自分でできないことをやってくれる会社か
ホームページの文章や画像を制作する時間が無い、出来ないなど学習塾にとって条件が違います。制作会社に依頼する前提として、自分の出来ないことをやってくれるか、の確認は必要です。
また、ホームページを使って問い合わせを増やしたい、生徒数を伸ばしたいのであれば、WEB集客に強い会社を選んだ方が良いです。いかにデザインが優れていても、生徒が増えないと意味がありません。
文章や画像制作を制作会社に依頼すると、ほとんどの場合は追加料金が発生しますので、金額と合わせて確認してみて下さい。
【ポイント3】実際に話してみて自分に合いそうか、信頼できそうかどうか
ホームページ制作をお願いする前に、制作会社の方と事前にミーティングを行い、相手の人柄やコミュニケーション力などを確認しましょう。対面に限らずオンラインでも分かることは多いです。
日程調整などのメールでの事前のやり取りからも、質問に丁寧に答えてくれるか、返信のスピードは遅くないか、など分かることもあります。
規模が大きい制作会社だと最初は営業担当が対応し、実際の制作は別の人が管理する、というケースもあります。まだ依頼する前の段階で、2回目ぐらいのミーティングがあれば「依頼した場合にプロジェクトをマネジメントする予定の人にもミーティングに参加して欲しい」と依頼するのも一つの方法です。
【ポイント4】制作過程で、進捗の報告や確認を行うか
「思っていたものと違うホームページが作られてしまった」ということが無いように、進捗の確認と相談をどの程度で、どのタイミングでしてくれるか、事前に制作会社に確認することをお勧めします。
最低限、確認するポイントは下記の2点です。
- ワイヤーフレーム
- トップページのデザイン
トップページのデザインを踏襲して、他のページもデザインされることが多いため、トップページのデザインは事前に確認して下さい。
特にトップページの一番上の画像やキャッチコピーは、ユーザーが初めて自塾のホームページ見る最初の部分ですので、依頼側が納得できるものにしたいところです。
【ポイント5】目的やイメージをくみ取って柔軟に対応してくれるか
学習塾のスタッフの多くは自分でホームページを作ったことがありません。従って、こうしたいと思っても、それを言葉に出来ないこともあります。
コミュニケーション力が高い制作会社は、そのようなお客様には、いつくか質問したり、例示したりしながらお互いの認識をあわせていきます。
また、制作会社の人は今まで経験から、「こうすべき、こうあるべき」と強く主張し、押し付ける方もいます。それに固執するのか、依頼側の意見をくみ取ってより良くしていくかも制作会社の力量が問われるところです。
依頼前の少ない面談だけでは、なかなか分かることではありませんが、そのような点も意識しながら制作会社と話してみて下さい。
【ポイント6】その目的を達成できるように制作してくれるか
ホームページをパンフレット代わりに使いたいのなら、デザインが強い制作会社、ホームページからの問い合わせを増やしたいのであれば、WEB集客に強い制作会社など、自塾の目的を明確にして、それが達成できる制作会社にアプローチしてみて下さい。
【ポイント7】上記を踏まえて、価格が相場の範囲内に収まっているか
以上を踏まえて、価格が相場の範囲内に収まっているか確認しましょう。いくら良い制作会社だと思っても金額が高すぎては無駄なお金を使うことになってしまいます。
ホームページの費用相場については、こちらに詳しく説明していますので参考にして下さい。
ホームページ制作会社の探し方
身近な人に良い制作会社を知らないか聞いてみる
これが一番手堅い方法かもしれません。
同じ学習塾の同僚や友人など、ホームページ制作を依頼した人に紹介してもらう方法です。実際に知り合いが制作会社の人と対応しているので、良し悪しが判断できます。
SNSを使っているなら、そこに「〇〇できるホームページ制作会社を探している」と投稿してみるのも一つの手です。
しかし、知人から紹介されたからと言って、その会社をすぐに決めずに、事前に面談した方が良いです。やはり人間ですから相性などもありますので、一度会ってから依頼した方が失敗のリスクは下がります。
ホームページ制作会社の比較サイトで見つける
ホームページ制作会社の情報がまとまっている比較サイトの中から選ぶと効率的に見つけられることが出来ますし、見積も取りやすいです。
弊社も紹介されているホームページ制作.jpは、学習塾に強い制作会社が多く紹介されています。
Googleなどの検索で見つける
まとめ
弊社では、今回の記事でご紹介したトラブルのアンケートの結果や、今まで制作に関わったお客様の声を集め、お客様に満足いただけるようなサービスとコミュニケーションを心がけています。
相談や見積は無料ですので、「自分たちと相性は良いか?自分たちの目的は達成できそうか?」という視点で弊社のことを判断頂けたらと思います。
無料相談は、こちらからお申込み出来ます。
皆様からの問い合わせをお待ちしております。
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