【学習塾】インパクトがあるチラシを作るコツ7選 チラシの反応率を上げる

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最近、チラシの反応が悪く問い合わせが減っています。少しでもインパクトのあるチラシを作って問い合わせを増やしたいのですが、どうやればインパクトのあるチラシが作れますか?

学習塾ではまだ多くの塾がチラシを活用しており、夏期講習などのキャンペーンの前になると大手塾を含めた他塾のチラシが同じ日に折込されることもあります。

 

保護者の気持ちとしては、自分の知っている、または名前を聞いたことのある大手塾のチラシをまずは見てしまいます。

 

数ある競合する塾のチラシではなく、自塾のチラシが保護者の目に留まり、内容を読んでもらうにはインパクトが必要です。

 

この記事では、インパクトのあるチラシを作るコツについて7つご紹介します。

  • 過去のチラシ、今から作るチラシの検証が大事
  • インパクトのあるチラシを作るコツ7選
  インパクトのあるチラシを作るコツ7選
  1.  保護者へのメリットが分かるキャッチコピー
  2.  ターゲットを明確に、具体的に訴求する
  3.  保護者に魅力的なオファーを提供する
  4.  「限定感」を出す
  5.  保護者の悩みで共感を得る
  6.  今まで知らなかった情報を提供する
  7.  あえて文章だけのチラシにする
  • 元公文社員、学習塾業界の経験が18年
  • 生徒数2倍、ホームページアクセス数2.3倍など実績多数
  • コンサルティングや関わった塾は300件以上
  • 経済産業省、ドリームゲート認定アドバイザー

過去のチラシ、今から作るチラシの検証が大事

インパクトのあるチラシができた!と思っても、保護者が同じように感じるかどうかは分かりません。そのためには、チラシを出した後の検証が必要です。

 

チラシからの問い合わせがあっても無くても、その理由を知ることは重要です。「保護者は〇〇のようなキャッチコピーに響くんだ」「この情報は保護者にとって魅力的だと思ったけど、そうでもなかったな」など、次のチラシ作りに行かせます。

 

具体的には次の2つの内容を実施してみましょう。

チラシのデータを蓄積する

客観的な事実を把握するために、下記のデータを記録しておきましょう。
  • チラシの配布部数
  • チラシの配布地域
  • チラシの配布日、曜日
  • チラシの配布方法(折込、ポスティング、ハンディング等)
  • 問い合わせの数
  • そのうち申込んだ人数
チラシを2回、3回と分けて配布する場合は、その回数ごとに記録することも大事です。

やった方が良いと思いながら出来ていなかったので、これを機にデータを記録してみます。

最初の保護者面談の際にチラシの印象を聞く

チラシの良し悪しは実際に保護者に聞くことが一番です。

 

チラシから問い合わせがあり、体験授業などで最初に保護者と話す機会があると思います。その際には下記の内容を聞いてみて下さい。

これはチラシにインパクトがあるどうか、何にインパクトがあったのかが確認できます。

 

キャッチコピーなのか、キャンペーンの内容なのか、チラシに使われている写真なのか、確認してみて下さい。

チラシだけで申し込む保護者は多くないかもしれませんが、保護者に申し込むという行動を起こさせた理由があるはずです。その内容を知り、その部分を次のチラシでは詳しくしたり、目立たせたりすることが可能です。

これはチラシの改善点を得る情報です。保護者が見て疑問に思ったり、分からなかった点は次回のチラシで改善していきましょう。

このような検証を繰り返すことで、自塾の地域の保護者にはどんなチラシが響くのか、伝わるのかが徐々に分かってきます。

それでは次から、インパクトのあるチラシを作るコツをご紹介していきます。

インパクトのあるチラシを作るコツ7選

①保護者へのメリットが分かるキャッチコピー

塾のチラシをいくつか見ると、生徒の写真の横に「生徒募集中」「夏期講習申込受付中」というキャッチコピーを目にします。

 

塾業界では当たり前のことですので気にならないかも知れませんが、スーパーで置き換えると、「お客様募集」と大きなスペースを使ってお知らせしていることと同じです。

 

保護者は我が子の学習面や進学について不安や悩みを抱えています。その悩みを解決してくれる内容が記載してあれば保護者の目に留まります。

  • 〇〇高校合格を目指すなら
  • 成績アップ率〇〇%
  • 毎日机に座る学習習慣が身につく〇〇
などです。

そんなことで良いのですか?

そうです、そんなことも実施していない塾が多いのが現状です。

 

大手塾ほど、「忘れられない夏になる 夏期講習受付中」のような、抽象的なキャッチコピーを掲載しています。

 

それはブランドイメージを作るといった別の意図がある場合もあるので、そのキャッチコピーの価値はあると思います。

 

しかし、中小の塾でそれをやってしまうと大手塾に埋もれてしまうので、保護者に何のメリットがあるのか?をチラシで大きく伝えて下さい。

 

ただし、キャッチコピーを作る際は競合塾の調査も必要です。詳しくはこちらに解説してありますので参考にしてみて下さい。

②ターゲットを明確に、具体的に訴求する

学習塾のチラシを見ると、この塾は「小学生・中学生・高校生」の誰を対象にしているか分からない塾があります。

塾のチラシなんだから、そのぐらいは分かるのではないんですか?

分かる人もいますし、分からない人もいると思います。しかし、分かっている人でも、保護者にはインパクトは与えられません。

 

また、「中学生のみなさん」とチラシに書くより、「そろそろ高校受験の準備を始めようと思っている中学2年生のみなさん」と書いた方が、保護者の目に留まります。

 

理由は「自分のことだ」と思ってくれるからです。

 

自分のことだと思えば、チラシを見てくれる確率が高まります。

でもそんなにターゲットを絞ってしまったら、中学2年生しか問い合わせが無いんじゃないでしょうか?

ターゲットを絞らずにチラシの反応がゼロより、中学2年生から1件でも問い合わせが来たら良い、という考え方です。

 

また、そのぐらい具体的になっていれば、ターゲット以外の保護者にも目が留まります。中学3年生の保護者は、「まだ受験対策やっていない」と焦って問い合わせがあるかもしれませんし、中学1年生の保護者は「中2ぐらいから受験対策始めないといけないのかな」という印象がつきます。

 

チラシを読んでもらうためには「自分のことだ」と思わせることが大事なのです。

③保護者に魅力的なオファーを提供する

同じお金を払うなら、お得なタイミングで商品やサービスを購入する保護者も多いのではないでしょうか?

 

チラシに塾のキャンペーンを実施していることを大きく載せると、インパクトのあるチラシになります。

  • 初回手数料無料
  • 最初の2カ月は授業料〇%オフ
  • 無料の体験授業を2週間
  • 入塾者全員に〇〇プレゼント
などが考えられます。 キャンペーンは塾によってできるところと、そうでないところがありますので、可能な範囲で実施下さい。

④「限定感」を出す

「限定品です」と言われると、ついつい買ってしまう経験はありませんか?

 

限られた商品の個数しかない、安い価格で買うなら今のタイミングしかない、などの「限定感」があると、今がチャンスだから問い合わせてみようかな、という保護者の行動に結びつきます。

 

キャンペーンが「今月末まで」とか「先着〇名様まで」など今だけの特典であることがチラシから分かると、興味を示してチラシを見てもらえます。

⑤保護者の悩みで共感を得る

「こんなお悩みありませんか?」と書いたチラシを見たことがありませんか?

 

チラシにお悩みを書くことで、「そうそう、私もそれで悩んでいるのよ」と思ってもらうことがポイントなのです。

 

前項でターゲットを絞ることは、「自分のことだ」と思ってもらうとお伝えしましたが、同じ考え方です。

 

さらに、自分の悩みを分かってくれるなら、悩みを解決してくれる何かがあるかもと思って、チラシを読んでくれます。

 

自分のことだと思って保護者の共感を得ることも、インパクトのあるチラシには必要なことです。

⑥今まで知らなかった情報を提供する

例えば、文部科学省は学習指導要領を改訂し、それまで中心だった①知能及び技能に加え、②思考力、判断力、表現力や③学びに向かう人間性などの力も重視するようになりました。

それに伴って、②思考力、判断力、表現力が大学入試でも問われるようになり、保護者が今まで経験してきた①学んだ知識を試験で回答する、という形式から大きく変わってきています。

 

しかし、保護者は何となく「指導要領が変わった」「大学入試が変わった」ぐらいは知っていても、内容まで詳しくしっている保護者は少ないです。

 

「これから必要な力は、思考力、判断力、表現力」
「最新の大学入試に合わせた授業」

 

など、保護者が知らないような教育に関する情報を提供し、それに自塾が対応していることをアピールすれば、インパクトのあるチラシになります。

 

また、学校の授業では、現在の保護者が受けてきたような講義型の一斉授業ではなく、生徒が主体のアクティブラーニングの授業が増えています。

 

それはそれで大事なのですが、①知能及び技能に割く時間が減ったということもあり、基礎学力が落ちている生徒が増えているのも事実です。

 

そのような現状をチラシで伝え、自塾の優位性をアピールしていきましょう。

⑦あえて文章だけのチラシにする

他塾との差別化という意味では、カラフルな文字や写真を多用したチラシではなく、文字だけのチラシというのも有効です。

 

筆者の関わった塾で、文字だけのチラシを定期的に配布していて、そこから問い合わせが来るケースもありました。しかも、チラシを配った直後ではなく、数か月後に、そのチラシを握りしめて塾に来た保護者もいたそうです。

 

チラシの内容についてですが、イメージとして今までお話したような「セールス」的な内容ではなく、「地域の人へのメッセージ」的な内容です。

 

自塾の教育理念や、どのような想いで子どもと接しているかなどの教育観などをしっかりと書きます。

 

一人の子どもの入塾前の様子から、塾に入ってどう変化していったか、その中での講師の悩みや葛藤、そのプロセスから起きた子どもの成長などをストーリーで書いてみることも有効です。

 

また、自塾の授業の特徴を詳しく文字で伝えたり、現在の教育事情の所感、保護者の方への子育てのアドバイスなども考えられます。

 

もちろん、同じ文字の大きさだと見づらいので、見出しを活用して読みやすくする工夫は必要です。

 

文字を使ってメッセージをすることで、塾のイメージが地域の人に印象付けられることになるでしょう。

インパクトのあるチラシを作ってみよう!

今までの内容を参考に実際にチラシを作成してみて下さい。考え過ぎずに手を動かすことも大事です。

 

冒頭にお伝えしたように、1回でインパクトがあり問い合わせが増えるチラシは作れませんので、何度か試行錯誤して、自塾なりのインパクトのあるチラシを見つけてみて下さい。

 

もし、自分では作れない、作ってみたけどインパクトのあるのか、問い合わせが増えそうか分からない、などありましたらこちらからご連絡下さい。実際にチラシを見ながらお話もできます。

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