生徒募集に活かしたいと思って、現在の学習塾のホームページでブログを書こうと思っています。でも、何をどう書いたら良いか、生徒募集につながるか分かりません。
チラシの反応も悪くなってきたし、何か別の生徒募集方法を探している方も多いのではないでしょうか?
実際、ブログで集客している事例はあります。
塾のホームページを見ると、「塾長ブログ」のような形で、塾長の想いや日常の塾の様子、塾長個人の私生活などをブログにしているページを良く見かけます。
しかし、塾長の考えや教育観などを知って欲しい、という目的であれば良いのですが、生徒募集につなげたい、と思えばもう少し工夫が必要です。
この記事では、ブログを学習塾の生徒募集に効果的に活かす方法と、具体的に何を記事にしたら良いかというブログのネタについてご紹介します。
- この記事で分かること
- 塾のブログのカテゴリー
- 生徒募集に役に立つブログとは
- ブログを効果的に生徒募集に活かす方法
- ブログを書いて生徒募集に活かそう!
- サマリー
- SNSとの連携を図る
- 塾に来て欲しい学齢の保護者が関心のある記事を書く
- データを分析して、ブログの記事を書く
- 日本全国、誰でも関心のなる内容は後回し
- この記事の信頼性(筆者プロフィール)
- 元公文社員、学習塾業界の経験が18年
- 生徒数2倍、ホームページアクセス数2.3倍など実績多数
- コンサルティングや関わった塾は300件以上
- 経済産業省、ドリームゲート認定アドバイザー
塾のブログのカテゴリー
①塾の紹介
- 塾で起こった日常
塾内で起こった小さな出来事を記事にしたものです。今日は天気が悪かったので塾に来る時間が遅かった、などの些細なことから、定期テストの結果が出て、頑張っていたA君の結果が良かったなど、嬉しい出来事など様々です。
- 塾長の想いや考え
自分の学生時代と比べて「今の生徒は〇〇が違う」など、塾を運営していて感じたことや、教育に対する自分の想いなどを記載した記事です。世間で話題になっているニュースに対して、自分の考えを記事にする方もいるようです。
「だからこそ、私の塾では~」のように、話題にあわせて自塾の特徴を説明している記事も見られます。
- 塾長の塾以外の日常
②お知らせ
- スケジュールのお知らせ
- イベントのお知らせ
③入塾している保護者への情報提供
保護者は我が子に対して学習面だけでなく、生活面など様々な悩みを抱えています。それらの悩みに対して、少しでも役に立つような内容です。
学習面であれば、家庭での学習習慣の付け方、勉強の仕方、受験情報などです。生活面だと、子どもへの接し方、叱り方、しつけの仕方などが考えられます。
④意図的に生徒募集を想定した記事
生徒募集に役に立つブログとは
カテゴリーに応じて、それぞれ生徒募集にどの程度効果があるかご紹介します。
効果の低いブログ
- ②お知らせ
スケジュールは塾内の生徒や保護者にお伝えしたいことですので、生徒募集の効果はありません。
夏期講習などのイベントのお知らせについては、夏期講習の期間や料金などの事務的な内容であれば効果が低いです。
しかし、夏期講習に参加するメリットや、自塾だとどのように我が子が伸びるのか、について記載した内容であれば、効果が見込めます。
- ①塾の紹介の塾長の塾以外の日常
初めてホームページを訪れた保護者が、塾長の人となりを知ってもらう意味では良いですが、芸能人・有名人でもない限り、そこからの生徒募集にはつながりにくいです。
間接的に役に立つブログ
- ①塾の紹介
保護者が塾選びをする際に、色々な情報を入手して、比較したのちに問い合わせを行います。
その情報の一つとして、塾長の考えなどを参考にする方もいます。また、塾の日常を知って、我が子を通わせるイメージを持つことができ、他の塾より「良い」と思ってもらえる可能性もあります。
- ③入塾している保護者への情報提供
塾に通っていると我が子の勉強の面倒をみてくれるだけでなく、保護者にとって役に立つ、知りたい情報を提供してくれると感じてくれれば、塾への信頼感が増し、口コミにもつながります。
例えば受験情報一つにしても、保護者が学生時代だった頃に比べて受験のやり方は大きく変化しており、知りたくても分からない、調べる時間のない保護者は多いものです。
直接的に役に立つブログ
これまでは、ホームページに来た保護者がブログを読んだ場合の効果についてご紹介してきました。
ここでは、「新しくホームページに来てもらう保護者を増やす」という視点で効果がある内容です。
- ③入塾している保護者への情報提供
保護者がブログを読んで、「この内容はいい!友人の〇〇さんも同じことで悩んでいたから教えよう」と思えば、その友人が自分のブログに来てくれることになります。
そのブログだけ読んで終わりの人もいるかもしれませんが、上手く誘導すれば他のページも見てもらえて、自塾について知ってくれる良い機会となります。
紹介された保護者が、我が子を塾に通わせたいとなったときに、自分の塾のことを思い出してくれれば、問い合わせにつながる可能性が高まります。
保護者へ有益な情報提供することがポイントというのは分かりましたが、子育ての悩みなんかは、うまく記事に出来る自信がありません、、、
そのような場合、何か1冊でも良いので子育てに関する本を購入されることをおススメしています。
その本の中から共感する内容、保護者に知って欲しい内容があるはずです。その部分をそのままコピーするのではなく、自分の体験なども交えて記事にすると書きやすいです。
本を選ぶ際は、子育てであれば、子どもへの声のかけ方や接し方など具体例が記載されている方が良いでしょう。保護者は教育論のような概念的な話より、すぐに使える方法を求めています。
④意図的に生徒募集を想定した記事
「A高校に行きたい!」と突然言い出した中学生の息子を持つ親がいたとします。でも、この子の実力でA高校行けるのかしら?と思い、「A高校 受験」で検索しました。
その中に、自塾のブログ記事が結果として表示されれば、その保護者はクリックして自塾のホームページを見ることになります。その記事の中に、A高校に合格実績があることなどの記載があれば、自塾の他のページも見てくれて、興味を持つ可能性が高まります。
このように、塾のある地域の保護者の悩みを解決する記事を書くことで、自塾について知ってもらう機会を増やし、問い合わせにつなげる活用方法もあります。
ブログを効果的に生徒募集に活かす方法
それでは、③入塾している保護者への情報提供、④意図的に生徒募集を想定した記事の2つについて、ブログをどのように効果的に書くか、広げるかについてご紹介したいと思います。
SNSとの連携を図る
自分の通わせている塾のホームページを定期的に訪問して情報を確認している保護者はほとんどいません。
ブログを書いたら、そのリンクをSNSで投稿することをおススメします。その際に、インスタやXであればハッシュタグをつけて投稿しましょう。
SNSをフォローしているのは基本的に既に入塾している方がメインだと思います。そのような保護者に情報を伝えるだけでなく、ハッシュタグをつけて、まだフォローされていない保護者にも投稿が届く工夫が必要です。
SNSを使ったブログの活用方法については、こちらに詳しく解説していますので参考にしてみて下さい。
塾に来て欲しい学齢の保護者が関心のある記事を書く
中学生がメインの塾だとすると、高校受験に関心がある保護者が多いのではないでしょうか?
例えば、下記のようなキーワードでブログを書くとアクセス数も増えて、申込につながります。
- 〇〇高校 偏差値
- □□高校 ■■科
〇〇高校 合格ライン
- □□高校 内申
「〇〇高校 偏差値」をキーワードとして記事を書いたとしたら、〇〇高校に合格するには偏差値が60必要だ、という保護者が欲しい情報をまず提示します。
その後に、〇〇高校へ合格するためのポイントや勉強法など、保護者の関心が高そうな内容を書いた上で、「うちの塾では偏差値48だった生徒が〇〇高校に合格した」などの事例を伝えることで、自塾に興味を持ってくれるはずです。
そこから体験授業などに誘導して、問い合わせを増やす、という方法が効果的です。
今いる塾生が行く学校は複数あると思いますので、その学校分だけの記事が書けます。
また、入試は毎年傾向や対策も違ってきますので、同じ学校でも「2024年度〇〇高校へ合格するのに必要な偏差値は?」と毎年記事を更新できます。
データを分析して、ブログの記事を書く
受験以外のキーワードであれば、現在のホームページに来ている保護者が何を検索して来ているのか、を見てみて下さい。
それはGoogleのサーチコンソールという無料ツールを使えば分かります。「地名 塾」だったり「〇〇塾」といった塾の名前で検索されているケースが多いと思います。
日本全国、だれでも関心のある内容は後回し
受験以外のキーワードだと、地域を問わず誰でも関心のある内容が多いのが現状です。今までお伝えした中では、子育てに関する内容や勉強の仕方などです。
それらの記事を作成することでアクセスが増え、ホームページ自体の評価が高くなります。評価が高くなると、「地名 塾」で検索した場合に上位表示されるので非常に良いことではあります。
ただし、例えば高知市の塾を1校だけ運営している塾のブログを東京の保護者が見たところで入塾にはつながらず、ブログの直接的な効果は限られてしまいます。
従って、記事を書く優先順位としては、
1) 地域ならではの内容(受験情報など)
この内容をまず作成し、それから
2) 保護者の悩みに関する内容(子育て情報、勉強の仕方など)
について記載することをおススメします。ブログを書くにはある程度の時間が必要なので効果的な方法から優先順位をつけて作成していきましょう。
ブログを書いて生徒募集に活かそう!
ブログを書く際にどんなカテゴリーがあるのか、どんな記事が考えられるか、どんなカテゴリーが生徒募集につながるのかを具体例を用いて解説してきました。
ブログを使って生徒募集をする場合、ブログを作成する時間はどうしても取られてしまいます。しかし、チラシのように広告費を払う必要はなく、一度ブログで生徒募集できるようになれば、継続的にホームページにアクセスされ、問い合わせにつながる募集方法です。
しかし、これを読んですぐに書ける方も、やっぱり分からないという方もいると思います。
筆者もブログを書いて集客をしていますが、元々書くことが苦手だったため、始めるのにも慣れるのにも時間がかかりました。
出来ない方の気持ちは良く分かりますので、ブログを書こうか悩んでいる方や書き方が分からない方、ブログを書いてはいるけど今のままで良いか分からない方はこちらまでご連絡下さい。
現状を知った上で、何かできることをご提案させて頂きます。
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