結局どこがいい?塾チラシの無料テンプレートサイトを比較 

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私は学習塾に勤めているのですが、自分で生徒募集のチラシを作ろうと思っています。パワーポイントで簡単にできると思っていましたが、いざやってみると思ったより時間がかかり、作業が先に進みません。

デザインに自信が無いのでテンプレートを活用しようと思っています。 しかし、有料のチラシテンプレートのメリットも良さそうで、比較サイトを見ても決めきれませんでした。どんなデザインテンプレートが良いか、テンプレートをどう活用すれば良いかが分かりません。

学習塾で働いている方でチラシのデザインが得意な方は少ないですので、テンプレートを活用して効率的にチラシを作ることは有効です。

 

素人がデザインしても、保護者が見てくれない、自分が思っているより内容が伝わっていない可能性があるからです。

 

一方、チラシのテンプレートを提供するサイトが増えていることもあり、どのサイトのどのテンプレートを選んだら良いか、分からない方もいます。

 

この記事では、チラシの無料テンプレートサイト5社を比較し、テンプレートを使って学習塾のチラシを作る方法と、作成のポイントについてご紹介します。

  • 何をチラシに載せるか考える
  • テンプレートサイトを比較する
  • テンプレートの選び方
  • テンプレートを使ったチラシ作成のポイント

  テンプレートを使ったチラシ作りのポイント

  1.  事前にチラシに掲載するコンテンツを考える
  2.  保護者が好きなデザインを選ぶ
  3.  想定しているコンテンツがテンプレートで掲載できるか確認する
  4.  複数のテンプレートを活用する
  5.  テンプレートの色は出来るだけ変えない
  6.  写真を入れ替えて独自性を出す
  • 元公文社員、学習塾業界の経験が18年
  • 生徒数2倍、ホームページアクセス数2.3倍など実績多数
  • コンサルティングや関わった塾は300件以上
  • 経済産業省、ドリームゲート認定アドバイザー

学習塾のチラシに何を載せるか考える

テンプレートを選ぶ前に、そのテンプレートを使ってどんなことをチラシに載せたいかを事前に考えることが大事です。

 

テンプレートを選んだ後、「この内容はこのテンプレートに入らないな、、、」というようなことを防ぐためです。

 

筆者は大手から中小規模まで300程の塾と関わってきましたが、中小規模のチラシで実際に反応率の高かったチラシを見ると、下記の9つのコンテンツが記載されていました。

  • 大手塾との違い
  • 生徒個別の実績
  • 講師プロフィール
  • 授業の内容
  • 価格
  • 生徒の顔写真や授業風景
  • 生徒・保護者の声
  • 体験授業
  • QRコード

中小規模の塾では、大手との違いを地域の保護者の方に知ってもらう必要があります。インパクトのあるキャッチコピーを表面の目立つところに掲載するなどの工夫が必要です。

 

また、無料で体験授業などを実施している塾もあるかと思いますが、体験授業を申込んで当日を迎えるまでの流れや、体験授業の内容、準備物などの記載があれば、保護者の方は安心して申し込むことが出来ます。

無料テンプレートサイト5社 徹底比較

筆者が独自に調査し、いくつか実際に使用した経験を踏まえて無料のテンプレートサイトの特徴をご紹介します。

 

特徴をまとめると、下記の表のようになります。

テンプレート数 裏面のテンプレート おしゃれなテンプレート 料金 会員登録 メモ
無料
必要
印刷とセット
なし
無料
必要
パワポで編集
少し
無料
必要
印刷とセット
少し
無料、一部有料
必要
CANVA、パワポで編集
なし
無料
一部不要
パワポで編集

(2023年8月現在)

 

詳しく各サイトの特徴をみていきます。

らくらくチラシ

  • テンプレート数:〇
  • 裏面のテンプレート:〇
  • おしゃれなテンプレート:〇
  • 料金:無料(ただし、印刷依頼必要)
  • 会員登録:必要

らくらくチラシは5社の中では最も無料のテンプレートの数が多いサイトです。また、テンプレートのデザインも様々ですので、希望のデザインも見つけられそうです。

 

チラシのテンプレートを活用するには、会員登録が必要です。登録した後に好きなテンプレートを選択し、背景色やイラスト、写真、文字の差し替えなど自由に修正できるのも特徴です。

 

ただし、チラシの制作は、らくらくチラシのサイト上で編集する必要があり、制作したチラシの印刷を依頼する必要があります。

  • 色々なデザインのテンプレートからチラシを選びたい
  • 簡単にチラシを作りたい
  • チラシの作成だけではなく、チラシの印刷もお願いしたい

PIXTA

  • テンプレート数:〇
  • 裏面のテンプレート:なし
  • おしゃれなテンプレート:△
  • 料金:無料(ただし、画像は有料)
  • 会員登録:必要

次に無料のテンプレート数が多いのは、PIXTAです。画像や素材のサイトとうこともあり、生徒や先生の画像を主役にしたチラシのテンプレートが豊富です。

 

無料登録した後、希望のテンプレートをダウンロードすれば、パワーポイントでチラシを自由に修正できます。

 

しかし、テンプレートに使われている写真は有料ものがほとんどですので注意して下さい。

  • 生徒の写真を中心にチラシを作りたい
  • チラシを印刷する会社は既に決まっている

ラクスル

  • テンプレート数:△
  • 裏面のテンプレート:少し
  • おしゃれなテンプレート:〇
  • 料金:無料(ただし、印刷依頼必要)
  • 会員登録:必要

ラクスルも無料テンプレート、裏面のテンプレートがある程度選べるサイトですトです。

 

こちらもチラシの印刷を依頼することが前提になっており、会員登録した後に、ラクスルのサイト上でチラシを編集します。

 

らくらくチラシも印刷の依頼が前提ですが、テンプレートの好み、チラシの印刷代や納期の期間などを比較して選ぶと良いでしょう。

  • 簡単にチラシを作りたい
  • チラシの作成だけではなく、チラシの印刷もお願いしたい

CANVA

  • テンプレート数:△
  • 裏面のテンプレート:少し
  • おしゃれなテンプレート:〇
  • 料金:無料だが有料テンプレートあり
  • 会員登録:必要

こちらは海外のサイトということもあり、デザインは海外風です。英語を特徴とした塾やスクールに向いているデザインが豊富にあります。

 

会員登録をした後、テンプレートを選んでCANVA上でチラシを作成できますし、パワーポイントとしてファイルをダウンロードして編集も可能です。

 

CANVAの使い方のYouTubeチャンネルなども多数あり、簡単にデザインできるのも特徴です。

 

テンプレートの中には有料のもの多く、有料のテンプレートはCanva Proになることが必要で、費用は年間12,000円です。(2023年8月時点)

 

ただし頻繁に30日の無料トライアルをやっていますので、無料の期間だけ使用するという方法もあります。

  • 他とは違ったデザインでチラシを作りたい
  • チラシを印刷する会社は既に決まっている

パワポン

  • テンプレート数:△
  • 裏面のテンプレート:なし
  • おしゃれなテンプレート:〇
  • 料金:無料
  • 会員登録:一部不要

パワポンは会員登録した後(一部のテンプレートは不要)に、好きなテンプレートをパワポでダウンロードしチラシを制作することが出来ます。

 

多くの人が使い慣れているパワポでチラシを作れることが大きな特徴です。

 

しかし、テンプレートの数も少なく、テンプレートの写真が好みでなければ自分で写真を用意しないといけません。

  • 使い慣れたパワポでチラシを作りたい
  • 使いたい写真が既に決まっている
テンプレート数 裏面のテンプレート おしゃれなテンプレート 料金 会員登録 メモ
無料
必要
印刷とセット
なし
無料
必要
パワポで編集
少し
無料
必要
印刷とセット
少し
無料、一部有料
必要
CANVA、パワポで編集
なし
無料
一部不要
パワポで編集

テンプレートの選び方

それでは、数ある無料のテンプレートから、どのようなテンプレートを選んだら良いかご紹介します。

保護者が好きなデザインを選ぶ

自分の好みのデザインで選びたいところですが、チラシを見て問い合わせてくれるのは保護者です。まず、「保護者が見たらどう思うか」を意識することが大事です。

それは分かりましたが、保護者が好きなデザインって何かが分かりません。

初めてチラシを作る場合は、分からなくて当然です。保護者が好きだろう、という「仮説」を持って選んでみて下さい。

 

チラシを作成し、配布した後にチラシの反応率が分かります。その反応率でチラシの良し悪しを検討したり、チラシを見て問い合わせした保護者に、チラシの何が良かったかを聞きます。

 

そのようなトライ&エラーの積み重ねで、保護者にヒットするチラシが分かってきますので、まずは「保護者が見たらどうか」という意識で選んでください。

想定しているコンテンツが入りそうかを考える

最初に「チラシに載せるべきコンテンツ」を9つご紹介したと思います。

 

そのような事前に想定している内容が、テンプレートだとどこに表示できるだろう、ということを考えてみて下さい。

 

せっかく選んだテンプレートでも、記載したいことが記載できなかったり、独自のデザインを加えて分かりづらくなったら意味がありません。

 

「このキャッチコピーはテンプレートのここに入れて~」というように、伝えたいことが伝えられるテンプレートを選びましょう。

複数のテンプレートで対応する

想定しているコンテンツが入りそうかどうかを考えると、100%当てはまるテンプレートが見つからない場合があります。特に裏面です。

 

前半で5社のテンプレートサイトをご紹介しました。その特徴から分かるように、チラシの表面のテンプレートは豊富ですが、裏面のテンプレートの数は限られています。

 

一つのテンプレートで足りない場合は、違うテンプレートを使って組み合わせてチラシを作っていきましょう。

 

学習塾向けのテンプレートでなくても、「学校向け」のような塾と似たようなチラシのテンプレートを参考にもできます。

テンプレートを使ったチラシ作成のポイント

できるだけテンプレート通りの色を使う

多くのテンプレートは自由に色を変えられますが、あまり色を変えずにそのまま使うことをおすすめします。

 

理由は、色には相性があり、プロのデザイナーは色の配色、組み合わせ等を考えながらデザインしています。

 

その知識がないにも関わらず自分の好きな色を自由に使ってしまうと、全体としてのチラシのクオリティが下がってしまうことになります。

写真を入れ替えて独自性を出す

テンプレートを使ってチラシを作る際に、写真も自由に選べるサイトもあります。そのような写真は、他の塾も使っている写真になります。

 

講師のプロフィール、自塾内の学習の様子、生徒・保護者の声などで使用する写真は、自塾で用意をして独自性を出しましょう。

テンプレートを使って自分でチラシを作ってみよう!

今までの説明をまとめると、テンプレートを使ったチラシ作りのポイントは下記になります。
  1.  事前にチラシに掲載するコンテンツを考える
  2.  保護者が好きなデザインを選ぶ
  3.  想定しているコンテンツがテンプレートで掲載できるか確認する
  4.  複数のテンプレートを活用する
  5.  テンプレートの色は出来るだけ変えない
  6. 写真を入れ替えて独自性を出す

テンプレートを使えば、より効率的・効果的にチラシを制作できますので一度試してみて下さい。

 

もし作ろうとしたけど作り方が分からない、作ってみたけど反応があるかどうか不安だ、という方がいましたらこちらからご連絡下さい。一緒にチラシを見ながら改善点をご提案させて頂きます。

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