個人塾のチラシを作る5ステップ 時間をかけずに生徒が集まるチラシの作り方をご紹介

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今度、個人塾を開業しようと思っているので、自塾のチラシを作ろうと思っています。デザイン経験もなく、チラシは作ったことが無いので、何のツールを使って作成できるのか、何を載せたら良いのか、どのようなチラシだと反応が良いのか教えて下さい。

これから個人塾を開業する人にとっては初めて経験することがたくさんあると思います。チラシもその一つで、個人塾だと外部の業者に依頼する資金を節約し、自分でチラシを作る必要がある方も多いでしょう。

 

開業する際にはカリキュラムの作成、授業の準備、看板の設置やホームページ作成など、やることが山積みの中、出来るだけ効率的にチラシを作りたいものです。

 

ご自身での塾のチラシ作成には、デザインテンプレートを活用する方法がおすすめです。
デザイン経験がなくとも、テンプレートを活用すれば、本格的なチラシデザインが可能になります。

 

また、チラシの印刷などにも費用がかかりますので、チラシからの反応は期待したいところですね。

 

この記事では、初めて個人塾のチラシを作る人向けに、時間をかけずに反応のあるチラシを作る5ステップをご紹介します。

  初めて学習塾のチラシを作る5ステップ

  • 競合のチラシを集める
  • 個人塾のチラシに載せるべきコンテンツ9選
  • 個人塾のチラシを作るツールを選ぶ
  • テンプレートを活用する
  • 実際に印刷して、全体の印象や色の具合などを確かめる

 加えて、

  • チラシの配布方法
  • WEB連携の仕方

  個人塾のチラシに掲載すべき生徒数が増えるコンテンツ9選

  1.  キャッチコピーによる大手塾との違い
  2.  生徒個別の実績
  3.  講師プロフィール
  4.  授業の内容
  5.  校舎、施設の写真
  6.  価格
  7.  生徒・保護者の声
  8. 体験授業
  9. QRコード
  • 元公文社員、学習塾業界の経験が18年
  • 生徒数2倍、ホームページアクセス数2.3倍など実績多数
  • コンサルティングや関わった塾は300件以上
  • 経済産業省、ドリームゲート認定アドバイザー

【STEP1】競合のチラシを集める

競合のチラシを知って、保護者から読んでもらえるチラシを作る

「成績アップ」「定期テスト対策」「〇〇校の受験対策」など、同じ地域の競合が「売り」にしているようなことをまずは把握することが大事です。

 

保護者の立場で考えると、「成績アップ」を売りにしている大手塾と、同じ「成績アップ」を売りにしているこれから開業する個人塾のチラシと比べて、どちらのチラシを読みますか?

大手塾が多いでしょうね、、、

そうですね、チラシからの問い合わせを増やそうと思えば、まず競合塾のことを知ることが大事です。

競合のチラシの集め方

チラシの集め方をご紹介します。

塾によっては入口にチラシを置いているところもあります。通行人に向けて「自由にチラシをお取りください」という形で設置してあります。

 

実際に他塾に行ってみて、子どもを塾に通わせようとしている保護者の顔をしてチラシを取ってきましょう。

開業する塾と同じ地域に住んでいるのであれば、新聞を定期購読して他塾のチラシを集めることも出来ます。

 

チラシの内容も把握できますし、チラシを配っているかどうかも判断できます。

 

最近はチラシを使わずにWEB集客に力を入れている塾もありますので、そのような情報も知ることが出来ます。

塾によっては、ホームページにチラシを掲載しているところもあります。チラシが無くても、その塾の売りやキャンペーンなども知ることができますので、ホームページもチェックしてみましょう。

【STEP2】個人塾のチラシに載せるべきコンテンツを考える

それでは、個人塾のチラシに何を載せるべきコンテンツ9選をご紹介します。開業前だけでなく、開業後にも載せて欲しいコンテンツになります。

①キャッチコピーによる大手塾との違い

こちらは先ほどお伝えした通りです。大手塾との違いをアピールしないと保護者が問い合わせしてくれません。

 

大手塾との違いをキャッチコピーとして、大きく打ち出すことが大事です。間違っても「新規生徒募集」を目立たせてはいけません。塾が生徒を募集していることは誰でも知っているので、大手塾との違いを明確にして、インパクトのあるチラシにしましょう。

②生徒個別の実績

これは塾全体の実績を示すものです。実績を示すことで、保護者からの信頼を得るために掲載します。

 

チラシで実績がぱっと分かるようにするには、実績を数字にすることが大事です。「第一志望合格率〇%」「学校の成績向上率〇%」などです。

 

しかし、これから開業する方にとっては塾全体の実績は無いと思いますので、過去に別の塾で指導した生徒の事例を載せても良いと思います。

 

特にこの生徒は伸びた、という事例を数字の変化(定期テストが〇点→〇点になったなど)を載せて、保護者からの信頼を得ましょう。

③講師プロフィール

保護者は、「我が子と講師は上手くいくのか?」「内気な性格の子だから講師に質問できるのか?」など、講師との相性も気にします。

 

また大手塾のチラシは、全国の塾で一律のものが多いため、競合である大手塾の〇〇校の独自性は出せていません。

 

従って、講師の顔写真やプロフィールを掲載すると、保護者にとってはぐっと親近感がわきます。学歴や生徒指導に関する経験を記載して、「この先生だったら大丈夫そう」と思われることが大事です。

④授業の内容

どのような授業形態なのか、授業では何をするのかなどの授業内容を紹介することも大事です。

 

その際に、「定期テストの点数を伸ばしたい」「〇〇高校の受験対策をしたい」など、保護者の悩みやニーズが、自塾の授業を受けることによって解決できることも伝えていきましょう。

⑤価格

価格は保護者が最も気になる内容の一つです。

 

価格は授業料だけを記載するのではなく、教材費などの追加費用があるか、無いかについても記載して下さい。明朗会計を打ち出すことが保護者の信頼につながります。

⑥校舎、施設の地図と写真

保護者が塾を選ぶポイントとして大きいのが、「自宅から通いやすいか」という点があります。まずは塾がどこにあるのかを知ってもらいましょう。

 

また、校舎や施設の外観や内観の写真があると、我が子が学習しているイメージが付きやすくなります。

 

開業時には無理かも知れませんが、生徒が学習している様子などを掲載することも有効です。その場合は本人や保護者の許諾が必要ですので、事前に確認することを忘れないで下さい。

⑦生徒・保護者の声

実際に自塾に通って良い変化があった、塾に通って良かった、という生の声を掲載することも重要です。

 

「大手塾との違い」について説明した内容を、生徒や保護者が同じ感想を持っていれば、説得力が増すからです。

 

しかし開業前だと難しいと思いますので、その場合は「推薦者の声」を載せるという方法もあります。

 

例えば以前に働いていた塾のオーナーから推薦文をもらい、「〇〇講師は~なので、〇〇塾はおススメです」のような内容を記載する方法も考えられます。

⑧体験授業

いきなり入塾というのは保護者の気持ちのハードルが高いこともあり、体験授業をしている塾が多いです。

 

そのようなこともあり、特に開業前だと無料で体験授業を行う塾がほとんどでしょう。

 

その際に、ただ「無料体験授業やっています」というお知らせだけではなく、体験授業では何をするのか?準備物は?申込の流れは?など、体験授業についてある程度の情報を記載することも大事です。

⑨QRコード

今まで記載すべき項目を8つご紹介しましたが、これを全て載せようとするとチラシのサイズを大きくするか、もしくは文字だらけのチラシになってしまいます。

 

チラシだと情報量に限りがありますが、ホームページだとそれがありません。

 

チラシで興味を惹きつけ、ホームページへ誘導する、ホームページから詳細を知ってもらって問い合わせてもらう、という方法も有効です。

 

そのような流れを作るために、ホームページのQRコードをチラシに載せておきましょう。QRコードと検索したら、QRコードを無料で作れるサイトが見つかりますので試してみて下さい。

 

チラシに加えて、ホームページからの問い合わせを増やしたい方は、こちらの記事も参考にして下さい。

【STEP3】個人塾のチラシを作るツールを選ぶ

チラシを作るツールは大きく3つあります

ワードやパワーポイント

ワードやパワーポイントは使い慣れている方も多いのではないでしょうか。

 

しかし、ワードもパワーポイントも、元々はチラシを作るためのツールではありませんので、特にワードの場合だと自分の思い通りのデザインを作れない場合があります。

InDesign、illustratorなどの専用ソフト

InDesign、illustratorなどのソフトを使うと、プロが作ったようなチラシを制作することが出来ます。

 

しかし、それらのソフトを使うには有料ですし、ある程度使い方をマスターしないと、思った通りのチラシを作ることが出来ません。

WEBサイト上

最近は、CANVAのようなWEBサイト上で資料やチラシなどをデザインできるサイトがあります。

 

また印刷会社のWEBサイト上でもチラシを作ることができます。ただしその場合、作ったチラシをその印刷会社に印刷を依頼する必要があります。

【STEP4】テンプレートを活用する

また、効率的にチラシを作るにはテンプレートを使って制作することをおすすめします。

 

ゼロからチラシのデザインや配置などを考えても時間がかかってしまいます。テンプレートを活用して、自塾なりのチラシにアレンジすれば独自性のあるチラシを作成することも可能です。

 

テンプレートを提供しているサイトや使い方については、こちらに詳細を解説していますので、ご確認下さい。

その中から、筆者のおすすめをご紹介します。

らくらくチラシを活用すると、簡単に質の高いチラシを作成できます。

 

理由は、

  • テンプレートの種類が豊富
  • 使い方が分かりやすく、解説動画もある
  • 写真も自由に変更できる

テンプレートの種類が多いので、希望のデザインが見つけやすいです。また、チラシを作る場合に、どんな写真を使うかも悩むポイントなのですが、その写真も提供してくれる点が非常に良いです。

 

ただし、このサイトで制作した場合、チラシの印刷も依頼する必要がありますので、印刷費などの確認を事前に行ってください。

【STEP5】実際に印刷して、全体の印象や色の具合などを確かめる

WEBサイトでチラシを制作した場合、パソコン上の色と実際に印刷された色が違うことが良くあります。

 

従って一度、紙で印刷したものを数枚確認した後に、印刷の大量発注することをおすすめします。

 

このようにチラシを作ること自体はテンプレートを上手く活用すれば比較的簡単に制作することが出来ます。

チラシの配布方法

最後にチラシをどのように配るかご紹介します。

ポスティング

家の郵便受けにチラシを入れるポスティングです。子どもの自転車や洗濯物がある家が分かる場合は、複数回ポスティングした方が良いでしょう。

 

ポスティングは自分で出来ますが、外部の会社に依頼することも可能です。ポスティングの地域なども指定できますので、資金に余力があれば活用してみて下さい。

ハンディング

塾がある校区の学校前でチラシを配るハンディングです。

 

開業する場合、挨拶もかねて事前に学校の許諾を電話か何かで取れたらベストです。基本的に校門の外で配るのであれば、学校は「ダメ」と言えません。

 

ただし、以前にトラブルなどあるケースがあるので、注意点などを事前に聞いてハンディングする方が印象が良いでしょう。

 

電話しづらい場合は、校門から少し離れた場所で実施することも考えられます。

 

ハンディングの相手は、保護者会などの日に保護者向けに行ったり、生徒の下校のタイミングにあわせて行います。

 

消しゴムなどの文房具も一緒に袋に入れて渡すと、もらってもらえる確率が上がりますが、小学校高学年と年齢が上がるにつれてもらってくれる割合は下がります。

新聞折込

チラシの配布方法として、真っ先に新聞折込を考える方がいると思います。

 

しかし、公益財団法人 新聞通信調査会の調査によると、2020年の30代の新聞の購買率は32.9%となっており、3人に1人しか新聞を見ていません。

 

新聞折込は費用が必ずかかりますので、3人に1人でも良いと思えば実施を検討してみて下さい。

塾周辺の店舗に積み置き

塾周辺のお店に挨拶するタイミングがあれば、その際にチラシの積み置きをお願いしてみて下さい。

 

家族や保護者が使用するような店舗であればベストですが、積み置きしてくれない店もありますので、可能な範囲で実施をお願いします。

 

ポスティングなどで汗をかいてチラシを配ったからには、少しでもチラシからの反応があって欲しいものです。

 

しかし、その制作したチラシから反応があるかどうか、はチラシの中身によります。9つのコンテンツを考えてみたけど良く分からない、チラシを作ってみたものの反応がありそうか不安、などありましたらこちらまでご連絡下さい。無料で相談させて頂きます。

 

また、チラシに限らず、生徒募集についての悩みもありましたらお気軽にお問い合わせ下さい。弊社の今まで経験から、お客様にあった方法をご提案させて頂きます。

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